ネット調査と面接調査、大半で結果異なる
「ネット調査と面接調査では違う結果が出る」――労働政策研究・研修機構は、こんな調査結果を発表した。従来型の面接調査とネット調査や郵送調査は、調査結果の大半が有意に異なり、その差異は性別や年齢、学歴、職業といった属性だけでは説明がつかないという。「ネット調査を面接型の代用としてそのまま使うのは不適切」と同機構は結論している。
同機構が2001年に行った面接調査(対象は4000人、有効回答は2751人)と、2004年に20~65歳男女を対象に行ったネット調査4種類、郵送調査1種類(対象は各1650人)を比較したところ、結果の7~8割が異なった。
例えば、キャリア意識についてたずねると、面接では一企業にずっと勤めたいと答えた人が最多だったのに対し、ネットでは、複数企業を渡り歩いてキャリアを磨きたいと答える人がトップ。独立したいと答える人も多く、終身雇用や組織との一体感といった日本型の慣行に否定的な傾向が強かった。
ネット調査は面接調査に比べて高学歴の専門職や内職、自営業、非正規従業員が多く、技能労務職や正社員が少ないほか、家事のかたわらに仕事をする人や、労働時間が40時間未満と短い人も多かった。仕事や家庭を含めて充実感が低く、多くの側面で不公平感が強いほか、職業能力に自信がない人が多いという結果も出た。
ネット調査と郵送調査は無作為抽出とモニター公募両方、面接調査は無作為抽出のみで行ったが、公募と無作為抽出の間にも差が出た。モニター型調査は、無作為抽出よりも不満、不安が強い傾向にあったという。モニター登録というプロセスを経ていることが回答内容に影響すると同機構は推測している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR