縮小傾向のビジネスシヨウ 情報漏えい対策に注目集まる
「ビジネスシヨウTOKYO 2005」が5月20日まで、東京ビッグサイトで開かれている。今年のテーマは「見える!未来戦略」。出展社数は281社と昨年より5社増えたが、携帯電話メーカーが出展を取りやめた影響などで展示面積は昨年より2割減の8000平方メートルに縮小。開催期間も1日減って3日間になった。
あるメーカーの説明員は「ビジネスシヨウは年々勢いがなくなってきており、出展の効果も薄れてきた。今年は出すつもりもなかったが、直前になって空きが出たので出展した」と話していた。
初日となる18日、会場にはスーツ姿のビジネスマンが多数集まった。3日間で20万人の来場を見込む。
展示は、PCのHDDクラッシャーやデータ消去ソフト、指紋認証機器といった情報漏えい対策関連商品が多い。「個人情報保護法の施行を控えた昨年末ごろから、一般企業も情報漏えい対策に乗り出しはじめた。これまで、セキュリティ製品の導入は大手企業中心だったが、4月から法律が施行され、中小企業も導入に乗り出し始めたようだ」(HDDクラッシャーを販売するオリエント測器コンピュータの説明員)。
HDDケース「はい~る」シリーズでおなじみのノバックも、セキュリティ機能付きHDDケースなどを企業向けにアピールしている。USBキーによるロック機能などを付加したドライブ製品を今年に入って大幅拡充したという。「企業は情報の持ち出しにかなり神経質になっていて、外付けストレージのセキュリティ対策に注目が集まっている」(説明員)。
情報漏えい防止には、アナログな対策も不可欠。ビジネスシヨウには、機密情報や個人情報を記載した紙を裁断するためのシュレッダーも出展されている。
カール事務器は、デザイン性を高めたブラックとホワイトのシュレッダー出展。「家電などでもデザインが重視されてきている。オフィスや家庭に溶け込めるデザインを目指した」(説明員)。発売時期や価格は未定という。
紙用ファイルやラベル印刷機「テプラ」で有名なキングジムは、FeliCa機能付きICカードを使った勤怠管理システム「クロックオン」を展示している(関連記事参照)。タイムカード機能をFeliCaと専用端末で代行する機器で、カード10枚とソフト、専用端末のセットで実売8万円程度と安価なのが特徴だ。
「オフィス向けシステムを次の経営の柱に育てたい分野。大企業の基幹システムは、大きなSIなどが握っていて参入余地がない。中小企業のIT化支援を足がかりに新分野に参入し、セキュリティやトレーサビリティといった分野を開拓したい」(説明員)。
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