レビュー
常に持ち歩ける小型ボディに実用機能満載──キヤノン「IXY DV S1」(3/3 ページ)
撮影の手順はもはや説明不要だろう。ただし、撮影モードの選択手順は少々変わっている。モードダイアルがAUTO(全自動)、P(プログラムAE)、SCN(シーン選択による簡単撮影)の3ポジションへと単純化されたため、FUNC.ボタンを併用するのだ。ダイアルをPのポジションに合わせると、FUNC.メニューの最上段に「P」、「TV」(シャッター優先AE)、「AV」(絞り優先AE)の選択項目が追加される。また、SCNでは同様に、「ポートレート」「スポーツ」「ナイト」「スノー」「ビーチ」「夕焼け」「スポットライト」「打ち上げ花火」といった撮影条件を選べる。
撮影および信号処理を担うのは、キヤノンビデオレンズ、RGB原色フィルター、そして、映像エンジン「DIGIC DV」。キヤノン製ビデオカメラでは、もはや定番の組み合わせである。当然ながら、撮影した映像の傾向も似通っており、やはり、動画、静止画とも発色の良さは際立つ。ただし、若干ながら、色の深みに物足りなさを感じる部分はある。
残念なのは、USB端子が2.0ではなく、USBビデオクラスでの接続ができない点。「FV M30」や「IXY DV M5」では採用していたのだが、「IXY DV S1」では省略されている。個人的には、このようなエントリークラスの製品にこそ、搭載すべき機能ではなかろうかと思う。また、電源スイッチからネットワークモードがなくなっているが、これはDV Messenger機能が外されたわけではない。PCとの接続を行い、ソフトウェアを起動することで利用が可能だ。
この「IXY DV S1」では、見た目のコンパクトさだけでなく、なにより、その“軽さ”が魅力的だ。そこへ、内蔵レンズカバーなどの各種機構も相まって、常に持ち歩くのに適したビデオカメラに仕上がっている。これまでにもコンパクトDVカメラは数多く発売されてきたが、デジタルスチルカメラのように気軽に携帯でき、なおかつ、本格的な動画撮影が可能な製品が、ようやく登場したといえるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
Apple、初のタッチ対応「MacBook Pro」発表 新型OLED搭載、国内価格は49万9800円から
-
4
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
5
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
6
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
7
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
8
Google、「Gemini 4 Carbon」発表 「Argon」公開から2週間、サイバー防御能力などを強化
-
9
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
10
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR