WPC EXPO 2005
丸い太陽電池、触れないタッチパネル――NEDO技術展示
WPC EXPOには、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)助成事業の技術展示コーナーもある。360度どの方向からも光を取り込める球形の太陽電池や、触らないで操作するタッチパネルなどが展示されている。
球形太陽電池で光を無駄なく
京セミが出展している「スフェラー」は、直径1~1.5ミリの球状の太陽電池モジュール。透明シートに一定間隔で敷き詰めれば、どの方向からも光を取り込め、反射光も有効利用できる太陽電池になる。光の差し込む方向に合わせて電池の向きを変えてやる必要もない。
材料を無駄なく効率利用できるのも売りだ。結晶シリコンのかたまりをスライスして作る従来の平面型太陽電池では、製造工程で大量の削りかすが発生していたが、スフェラーは、溶かしたシリコンを自由落下させて球状にするため、無駄が出ないという。
窓ガラス全面を太陽電池にしたり、ガラスドーム型の太陽電池を作るといった応用例を考えているという。
“触らない”タッチパネル
画面の前で指を上下左右に動かすと、動きに合わせてカーソルが動き、指を押し出すと画面をクリック――こんな非接触インタフェース「FingPost」を出展しているのは、竹中工務店だ。
画面上部に設置した2台のカメラで撮影した指の動きを独自技術で画像処理し、動きに追随してカーソルを動かす仕組み。タッチパネルと違って、頻繁に使っても画面が傷まない上、画面に触れずに済むため清潔に使える。地下街などの案内端末や、アミューズメント施設などでの活用を期待する。
もともとは、衛生上の問題で、操作盤やタッチパネルに触れることができない、食品や医療業界向けの技術だったという。
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