GoogleのWeb解析サービス、あまりの人気にトラブル
米Googleのホスティング型Web解析サービス「Google Analytics」が、無償化発表後、11月14日から15日にかけて、深刻なパフォーマンス問題に見舞われた。しかし、16日には安定したようだ。
「Googleは明らかに、14日に登録しようとするユーザーの数を低く見積もっていた」とトロントの弁護士アラン・ガハタン氏は話す。同氏はこの日、Google Analyticsに登録するのに何時間もかかった。
Google Analytics(旧称「Urchin on Demand」)では、ユーザーはオンラインマーケティングキャンペーンの効果を追跡したり、売上増加のためにWebページをどう修正するかを決めるために、自分のWebサイトを監視できる。
ガハタン氏は登録後、なかなかログインできなかった。ログインした後でも、サービスの動作が非常に遅く、「Google Analyticsはメンテナンスのために停止しています。また後でご利用ください」と書かれたページが何度も表示された。
同氏は15日午後まで、同サービスで収集されたデータを見ることができなかった。その後もデータが正確に更新されず、24時間遅れているようだったという。
16日にはGoogle Analyticsは安定し、適切に動いていたようだとガハタン氏は言う。同氏は同サービスを使って、自分の法律事務所を宣伝するWebサイトの利用状況を追跡している。
Extreme Softwareのジェネラルマネジャー、エディ・カウィラ氏は、14日に問題なくGoogle Analyticsに登録できたが、追跡したい4つのWebサイトを設定する際に大きなトラブルが生じた。ガハタン氏と同様、カウィラ氏の場合もサービスの動作が遅く、「Google Analyticsはメンテナンスのために停止しています」というページにリダイレクトされた。
15日には大きな問題なくアクセスできたが、ほとんど何もできなかった。Google Analyticsは何のデータも表示しなかったのだ。カウィラ氏は16日朝にようやく、4つのサイトのうち3つ分のデータを見ることができたという。
この問題は、14日に初めて登録しようとした人々に限られたものではなかった。地域イベント検索サービス企業Zventsの創設者イーサン・ストック氏はこの日、Google Analyticsでさまざまなログインやパフォーマンスの問題に出くわし、自身のブログでGoogleを批判している。
「今、Googleはわたしを顧客として十分に遇していないように感じている。わたしが有料で利用している製品の変更を知らせてこないくらいなのだから。わたしのログインが変更されないようにするか、少なくともログインの変更前に通知する配慮もない。既に多額の金を払っている利用者に劇的な影響が及ばないようにするだけの配慮もないのだ」と同氏は記している。同氏にコメントを求めたが、返答は得られていない。
「Google Analyticsへの需要は予想を大きく上回った。今では完全に復旧され、誰でも利用できるようになっている」とGoogleの広報担当者は16日、メールでコメントした。
Googleのプロフィールやリソースを考えると、今回の問題は信じがたいとExtreme Softwareのカウィラ氏は話す。「同社には、莫大な数のユーザーが登録することが分かっていたはずだ」
Google Analyticsのパフォーマンスは今のところ標準以下だが、カウィラ氏は利用をやめるつもりはない。「Googleはこの問題を解決すると確信しているので、利用を続ける」と同氏は言う。
その一方で、Googleは評判の回復に取り組んでいる。「言うまでもなく、Google Analyticsへの批判には根拠がないわけではない。立ち上げには大きな失敗があった」とJupiter Researchのアナリスト、エリック・ピーターソン氏は公式アナリストブログで述べている。
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