Googleのブログサービス、中国で再び遮断
中国当局の検閲官により、Googleの無料ブログサービス「Blogger」へのアクセスがまた遮断されているようだ。中国ユーザーが同サービスにアクセスできるようになってから2カ月も経たないうちのことだ。
中国政府は、望ましくないと判断したインターネットサイトへのアクセスを遮断する政策を実施しているが、当局は公にはこの取り組みの詳細を認めていない。
こうした統制の効果は議論の種にもなっている。中国のインターネットユーザーは一部のWebサイトにすぐにはアクセスできないが、たいていは十分な情報を持っており、こうした統制は情報の遮断には有効ではないように見える。
GoogleのBloggerサービスは3年以上の間、当局の検閲官によって遮断されていたようだが、その後10月に中国ユーザーからアクセスできるようになった。だが、それは長くは続かなかった。Bloggerサービスはこの1週間、プロキシサーバを使わないと中国からアクセスできない状態にある。検閲官が再度、同サービスへのアクセスを遮断したようだ。
プロキシサーバは、ユーザーとインターネットの間の仲介者の役割を果たすWebサーバ。中国の国外のプロキシサーバ経由でインターネットに接続すれば、中国ユーザーは政府のアクセス規制を回避して、遮断されたWebサイトにも普通にアクセスできる。
「中国本土のユーザーがBlogger.comにアクセスするのは難しいかもしれないという報告を受けた」とGoogleの広報担当者は電子メールで述べている。
中国で遮断されているブログサービスはBloggerだけではない。Six ApartのTypePadも、現在はプロキシサーバを使わないと中国からアクセスできない。Six Apartは中国の顧客に、規制を回避してブログにアクセスするのに使える推奨プロキシサーバのリストを提供済みだ。
中国社会科学院(CASS)の研究者グオ・リャン氏が実施した最近の調査によると、ほとんどの中国のインターネットユーザーは、インターネットへのアクセスを政府が管理、統制する必要があると考えているという。
この調査では、中国インターネットユーザーの82.4%が、インターネットコンテンツの統制は「必要」あるいは「大いに必要」だと答えた。これに対し、統制は不要だと回答したのは3.5%だった。
その一方でこの調査では、ほとんどのユーザーが、政治的コンテンツへのアクセスを統制すべきではないと考えていることが示された。政治的コンテンツへのアクセスを統制すべきと考えているユーザーは12%だった。
政治的コンテンツへのアクセスは中国インターネットユーザーにとって心配ではないようだが、ほとんどのユーザーは、ポルノ(85%)、暴力(69%)などのコンテンツへのアクセスを統制すべきと感じている。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR