人と機械の架け橋――ソニーの“インテリジェンス”を見てきた(1/2 ページ)
ソニーは「インテリジェントアプリケーション」への取り組みを紹介するイベント「知る、考える、働きかける、ソニーの身近なインテリジェンス展」を12月17・18日に開催する。開催に先立って行われた内覧会で同社の考える「インテリジェンス」を見てきた。
スゴ録やウォークマンに搭載されている「インテリジェンス」
DVD/HDDレコーダー“スゴ緑”「RDZ-D90」や「RDZ-D70」「RDR-HX5」などが備える「x-おまかせ・まる録」も“インテリジェンス”を具体化した機能のひとつ。この機能はユーザーが行った録画予約や視聴、DVDダビング、キーワード登録などの操作を独自の嗜好検出アルゴリズムで分析・学習し、利用者の好むだろう番組を自動的に録画してくれる(詳細はRDZ-D90のレビューを参考)。
スゴ録のインテリジェントな機能は「x-おまかせ・まる録」だけと思われがちだが、カメラで撮影した写真からBGM付きのフォト作品を自動作成する「x-Pict Story HD」にも“インテリジェント”な機能が含まれている。「肌色検出機能を搭載しており、人物がスミに写っている写真の場合を取り込んだ時には、人物が中心にくるようにレイアウトを自動的に工夫するようになっています」(同社)
11月に販売開始された新ウォークマン「Aシリーズ」は、「アーティストリンク」や「インテリジェントシャッフル」といった機能の搭載を前面に押し出している。アーティストリンクについては、「ジャンルの近いアーティストを検出して抽出する」と説明されていたが、検出は楽曲ファイルのタグ情報ではなく、GracenoteのMusicIDと同社独自技術を複合させた波形解析によって行われているそうだ。
解析によって得られたデータは、CONNET Playerを通じてインターネット上のサーバーに蓄積されているデータと照合され、結果、「ジャンルの近いアーティスト」としてウォークマンのディスプレイに表示される。タグ情報で機械的にマッチングを行うのではなく、波形分析をベースにしているので、CDからリッピングしたファイルではなくとも、マッチングが行えるのが特徴だ。
インテリジェントのシンボル、QRIO
会場では同社のシンボル的存在である、ロボットの「QRIO」によるデモも見ることができる。「約3年ぶり」(同社)という大幅なバージョンアップを果たしたQRIOは額に新開発の広角カメラ「カメレオンアイ」を搭載したほか、2カ所の関節が新設され、「両手でブロックを認識し、積み上げる」という動作が可能になった。
二足歩行ロボットといえば「○○の動作が可能となった」という点が注目されるが、今回のQRIOで注目すべきは広角カメラの搭載による視野の拡大と、顔を含めた物体認識(動き認識)技術の向上だ。つまり、外部環境をより正確に認識し、環境に応じて選択する行動の幅が広がったことが大きな進化といえる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR