Windows Vistaの新機能「スーパーキャッシュ」とは(2/2 ページ)
さらに最新ビルドには、グループポリシーを使ってUSBフラッシュドライブなどのストレージデバイスを制御する機能がある。これにより管理者が中央集権方式でマシンでのストレージデバイスの利用を管理したり、遮断することができるとベッチャー氏は説明する。
Internet Explorer(IE)では、各国語に関して、特定の言語にないURL内の文字を検出できるようになった。
「これは本当に重要な機能であり、たくさんのテストとフィードバックを望んでいる」(ベッチャー氏)
また12月のCTPではVistaのユーザーインタフェースが変更され、透明効果とアニメーションが改善されている。今後もさらなる改良が施されるだろう。
「透明感からMedia Player 11ばかりでなくメディアセンターインタフェース全体に至るまで、Aeroユーザーインタフェースではかなりの前進が見られるだろう」とベッチャー氏は語る。
Interscape Technologiesのロバート・マックロウ社長は、12月のCTPではVistaのユーザーインタフェース変更が最もテスターの注目を集めるだろうと予測している。
同氏はまた、Windows Defenderは一度に複数の変更を適用する点で「本当に素晴らしい」としている。
しかし同氏が今後に向けて最も疑問に思っているのは、Microsoftがテスターからのフィードバックをどうやってこの先のビルドに取り入れるのかということだ。
「(Microsoftは)フル機能に向けて機能を積み込んでいるが、テスターが新機能を提案したらどうなるのだろう? 同社はバグの修正だけをやるのだろうか?」(同氏)
12月のCTPは、Windows Vistaの3つ目のCTPだ。このβプログラムにより、WindowsチームはほかのWindowsビルドよりも多くのフィードバックをうまく集めている。
Microsoftはフル機能のビルドだけではなく、今回のCTPに関してもフィードバックを期待している。フル機能のビルドは年内に用意され、2006年初めに次のCTPとしてテスター向けにリリースされる。しかしベッチャー氏は、このCTPにどの機能が含まれていないのかを明かすことは避けた。
パフォーマンスと信頼性に関しては、今回のビルドにはVistaのオン・オフボタンが取り入れられ、デフォルトモードではオンに戻した時にすぐに反応できるスリープモードになっている。
このビルドには、よく使われる機能をキャッシュに保存することで、マシンを高速化するアルゴリズム「Super Cache」も含まれる。またUSBフラッシュドライブなどの外部メモリもこのキャッシュに利用でき、「PCのパフォーマンスを活用する素晴らしい方法になる」とベッチャー氏は語る。
eWEEKは初め、9月にこの機能について報じた。Microsoftプラットフォーム部門副社長のジム・オールチン氏はPDCでeWEEKの取材に対し、仮想メモリシステムを強化し、ユーザーの使用履歴に基づいてシステムを最適化する「Windows SuperFetch」と呼ばれる機能について語った。
VistaはUSBフラッシュなどの外部メモリを差し込んだときに、それをシステムに自動的に追加できるようにする。
外部メモリを外してもデータは失われないとオールチン氏は語り、ポートが遅ければパフォーマンスも落ちるため、USB 1.0よりもUSB 2.0でフラッシュに接続する方がパフォーマンスは高くなると付け加えた。
「SuperFetchによって、システムに(新機能を加えることで)コードを追加しても、パフォーマンスが良くなるようメモリを最適化できるようになる」と同氏は当時語っていた。
CTPテスターには、今後フルボリューム暗号化機能「BitLocker」も提供される。これはOSも含めHDD上の全情報を完全に暗号化し、「Trusted Platform Module(TPM)」と呼ばれるチップセットを使う。「マシンがロックされていれば、マシンを乗っ取った人間にとっては無用のものとなる」とベッチャー氏は語る。
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