コラム
AV製品連係の「xxリンク」、パイオニアと松下で“できること”の違い(1/2 ページ)
パイオニアが発表したプラズマテレビの新製品「PDP-507HX」「PDP-427HX」には、リモコンのボタン1つで、HDDレコーダーの起動からテレビの入力切り替えを自動で行い、即座にHDDの録画済み番組が試聴できるようになる「レコーダーホットリンク」という機能が搭載されている。
1つのリモコンから複数の機器を操作するという意味では、HDMIケーブルで接続した製品同士をコントロールする「ビエラリンク」にも近いが、機器間の連携方式など異なる点も多い。パイオニアが新製品に掲げるコンセプト“コンテンツを徹底的に楽しむ”の一翼を担う「レコーダーホットリンク」を詳しく見てみよう。
レコーダーホットリンクとビエラリンクで、“できること”の違い
同社ではこれまでにも「SR+」という機能で、テレビとレコーダー、あるいはレコーダーとサラウンドAVシステムなどの連携を実現してきた。このSR+は機器間を独自規格の端子で接続、コントロール信号をやりとりするというもので、「ひとつのリモコンで複数の機器を操作する」というのが基本的なコンセプトになっている。
ただ、「SR+はアンプを中心にしたオーディオセットで利用し、1つのリモコンでアンプをはじめ、CD/MDプレーヤーなどの操作を行うことを念頭に考えられたもの」と同社自身も認めるように、入出力が煩雑になるテレビとレコーダーの接続へ利用するにはどうしても限界があった。
最も大きな問題は、「電源オン―入力切り替え―レコーダーのHDDライブラリ画面呼び出し」のような、複雑なバッチ処理的アクションに対応していなかったことだ。
「ビエラリンク」では、「今すぐ録画」「簡単再生」「簡単! 迫力サラウンド」「一発電源オフ」「快適! DVD再生」といった各種操作が行える。視聴している番組をワンアクションでレコーダーに録画する「今すぐ録画」を例にすると、リモコンで「サブメニュー」を押し「見ている番組を録画」という項目を選択すると、自動的にレコーダーがテレビの受信しているチャンネルを録画してくれる。
これを手動で行うには、レコーダーの電源オン/チャンネルあわせ/録画メディア選択/録画ボタン押下という4回の操作が必要だが、目的にあわせた処理をあらかじめバッチ的に用意しておくことで、操作の煩雑さを軽減している。
「レコーダーホットリンク」は、ワンボタンでHDDレコーダーの電源オン/テレビの入力切り替え/レコーダーのHDDライブラリ画面呼び出しという、本来ならば3つの操作が必要なところをワンボタンで行える。機能としては、メニューから「DIGAを操作する」を選択すると自動的に外部入力に切り替わり、レコーダーの操作メニューが出現するビエラリンクの「簡単再生」と非常に近い。
ただ、レコーダーホットリンクは現在のところ前述のアクションしか行えず、利用できる局面の多さで言えばビエラリンクに軍配が上がる。その差異は、接続の方法と設計思想の違いに起因している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
10
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR