IBM、アラビア語音声翻訳ソフトをイラク駐留米軍に納品

 米IBMは10月12日、英語/アラビア語の音声翻訳ソフトを、イラク駐留米軍に納品したと発表した。イラク軍や市民との意思疎通を円滑にするのが狙い。

 United States Joint Forces Command(USJFCOM)は、アラビア語と英語に堪能な人材不足に悩んでいる。IBM Researchが開発した音声から音声へと翻訳するソフト「Multilingual Automatic Speech-to-Speech Translator(MASTOR)」は、まず米国防総省配下の各種部隊が使うノートPC 35台にインストールされる。

 MASTORはイラク国内でイラク警備軍や病院、一般市民とのコミュニケーションに利用されるほか、米国内での軍事訓練にも導入される見通し。

 MASTORを利用する場合、まず話し手がマイクに向かって話すと、MASTORが話し言葉をテキストとしてとらえ、翻訳し、音声化する。PDA、タブレットPC、ノートPCなど、様々なプラットフォームに対応する。

 MASTORは現在、英語/イラクアラビア語、英語/現代標準アラビア語、英語/北京語があり、その他の言語についても開発が予定されている。英語/イラクアラビア語版では、英語5万単語以上、イラクアラビア語10万単語以上を認識、翻訳することができる。

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