Cray、Opteron搭載の次世代スーパーコンピュータ出荷開始
米Crayは11月13日、超並列(MPP)方式の次世代スーパーコンピュータ「Cray XT4」を発表した。既にオークリッジ米国立研究所などから注文を得ており、出荷も開始しているという。
Cray XT4は、米AMDのデュアルコアプロセッサOpteronを採用し、処理能力は最速1P(ペタ)FLOPS、持続性能は16T(テラ)FLOPS。従来のクラスタ方式アーキテクチャでは、複数のプロセッサが1つの通信インタフェースを共有していたのに対し、XT4では、OpteronプロセッサとCrayの相互接続チップ「SeaStar2」を1対1で対応させ、プロセッサ間の通信速度を大幅に加速したという。
XT4は、処理能力の高さに加え、拡張性も特徴。XT4では、最高3万個までのOpteronプロセッサが利用可能。また将来的には、AMDのクアッドコアプロセッサへのアップグレードも視野に入れている。
Crayでは、同社の各製品ラインの技術をXTラインにまとめ、より多様なアプリケーションに対応可能にするための「Rainierプログラム」を推進中で、XT4はプログラムに基づく最初の製品となる。
Crayでは、政府機関と共同で開発中の超マルチスレッドスーパーコンピュータ(MMS)プラットフォーム「Cray XMT」も併せて発表した。Cray XMTでは、各プロセッサが128スレッドを並行で動作させることが可能。最高8000個のプロセッサが利用可能で、結果として100万以上の処理スレッドを並行動作させることができるという。
Cray XMTもRainierプログラムの一環となるもので、CrayのXT3、XT4の技術を採用している。Cray XMTは、2007年初めに出荷開始予定となっている。
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