2007 International CES
Blu-ray DiscとHD DVD、ブース展示にみる競争の行方
両陣営とも安価な再生機が登場し、競争は次のステージに入った感があるBlu-ray DiscとHD DVD。International CESの会場で両社のプロモーションブースを見比べてみた。
双方のブースからまず感じられるのが、「思いのほか落ち着いている」という雰囲気。来場者も多く閑散としているわけではないが、対応製品が実際に市場投入された後ということあってか、最新メディアと対応機器をこの目で見ようと意気込んでいる様子は感じられない。
ただ、展示の詳細に目をやると若干の違いがあることに気が付く。双方ともメインの展示はそれぞれのディスクを使っての高画質再生だが、対応ハードウェアとしてはBlu-ray Discはプレーヤー、HD DVDはPCの展示が目立つ。
展示されていた主な製品を列挙すると、BDAブースが「BDP-S1」「PLAYSTATION 3」(ソニー)、「BD-P1200」(Samsung)、「BDP9000」(Philips)、「DMP-BD10」(パナソニック)、「BDP-HD1」(パイオニア)、「XPS M1710」(ノートPC/デル)、「VAIO AR」(ノートPC/ソニー)、「bd135」(外付けドライブ/デル)など。シャープのプロトタイププレーヤーと、日立のプロトタイプレコーダーも展示されていた。
HD DVDブースは「HD-A2」「HD-XA2」(東芝)、「FX530」(デスクトップPC/ゲートウェイ)、「M55」(ノートPC/Samsung)、「W1J」(ノートPC/ASUS)、「hd100」(外付けドライブ/hp)、「Qosmio G35-AV660」(東芝)、「dv9000」(ノートPC/デル)などだ。
来場者の反応が比較的冷ややかだったのは、前述したように既に対応製品が市場へ投入されていることもあるだろうが、展示会につきものの「未来を感じさせる製品展示」がほとんど皆無だったこともその理由として挙げられるだろう。
Blu-ray DiscとHD DVDの双方ともレコーダーについては製品展開があまりなされておらず(HD DVDレコーダーはまだ市場に登場していない)、製品の展示があれば注目を集めたことと思われるが、展示会がレコーダーへの関心が薄い米国で行われているとはいえ、レコーダーの参考展示は日立のみとさみしい状況だ。
ただ、再生機から市場を作っていくという思惑は両陣営とも共通しているようだ。双方が主催したプレスカンファレンスではいずれも人気作品の投入を看板として掲げるほか、HD DVD陣営はROMフォーマットの容量拡大を打ち出している。大容量HDDの低価格化もあり、HD映像の録画については「まずはHDD」という認識を持っているのかは定かではないが、次世代光ディスクの録画ソリューションの充実はまだ先のこととなりそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR