欧州委員会、「MSのロイヤリティは高すぎる」との見解、罰金の可能性も
欧州委員会は3月1日、米Microsoftに対し、同社が欧州でサードパーティーに課しているロイヤリティが高すぎ、2004年3月の是正命令に反するとの文書を送付したと発表した。同委員会は、この件に関してMicrosoftが4週間以内に対処しない場合には罰金を科すとしている。
欧州委員会は2004年3月、MicrosoftがOS市場で独禁法に違反したとして、一連の是正措置を命じた。その後、サードパーティーが同社製品との互換性を持つ製品を開発できるようにするため、ソフトプロトコルを公開する技術文書の提出を要求。提出が間に合わない場合には罰金を科すとしていたが、2006年11月、Microsoftは期限内に同文書を提出した。
今回の欧州委員会の文書は、Microsoftのソフトプロトコルには十分な技術革新が見られず、サードパーティーに課しているロイヤリティは不当であるというもの。
こうした見解に対しMicrosoftは、法務責任者ブラッド・スミス氏の声明を発表。「PricewaterhouseCoopersによる分析では、当社のロイヤリティは、同程度の技術の市場レートよりも少なくとも30%は低い」とし、ロイヤリティ設定は妥当との見方を示した。技術革新面については、当該プロトコルについて、米国および欧州の特許庁により36件以上の特許を取得したことに触れ、「欧米のほかの政府機関は、Microsoftのプロトコル技術に十分な技術革新があると認めている」と主張。今回の欧州委員会の判断を残念に思うとしながらも、文書を受け取り次第、対処に努めたいとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
8
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
9
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
10
有識者はGoogleやX、Meta、ドワンゴを名指しで批判……総務省、偽広告や誹謗中傷に発信・拡散前の対策求める
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR