NEC社員が不正取引22億円 リベート5億円を飲食などに使用
NECは5月29日、社員による不正取引約22億円が見つかり、東京国税局から更正通知を受けたと発表した。社員10人がかかわり、取引先に架空発注して金をキックバックさせる手法で約5億円をリベートとして受け取り、個人的な飲食費などに使っていたという。社内調査を進め、損害賠償や刑事告訴も検討するとしている。
NECによると、指摘された不正取引は1999年度から2005年度にわたる5部門5件。取引先に対し、その下請け先へソフトや保守、現地調整工事などの水増し発注や架空発注を指示。水増し分・架空分などの約5億円を下請け先からリベートとして受け取っていたという。
NECは「社員による個人的な不正取引」だとしている。一部報道によると、関与した社員の中には事業部長クラスも含まれていたという。
外部弁護士を含めた調査を進め、不正にかかわったことが明らかになった関係者は厳正な懲戒処分を行うほか、法的措置も検討する。
同社によると、今回の不正取引は「役務・工事などの無形資産の取引につき、営業部門等の発注者自らの確認で検収ができる仕組みになっていたため、長期間にわたり不正が見つからなかった」という。昨年末からは第三者の管理部門が確認する体制にした。
昨年3月には子会社のNECエンジニアリングで総額363億円の架空取引が発覚(関連記事参照)。このため営業部門と計上部門の職務分離を徹底するなど、受発注プロセス・資材調達プロセスの改善を進めていた。
同社は「企業業におけるコンプライアンスの強化、内部統制の整備などが強く求められている中で、このような不正取引が発生したことは誠に遺憾であり、関係の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR