開通した日から利用可能
ホンダ、「インターナビ」にリアルタイム地図更新機能を実装
本田技研工業は7月4日、インターナビ・プレミアムクラブの新機能として、新規開通した主要道路の地図情報をリアルタイムで更新するシステムを開発。今秋発売予定の新型フィットへ搭載される新型HDDナビゲーションシステムより順次実装すると発表した。
インターナビ・プレミアムクラブは同社が2002年10月から純正カーナビ向けに提供しているナビゲーションサービス。車側にも通信機器を搭載することで双方向ネットワークを実現し、単なる“カーナビ”を超えたサービスを提供している。
開発された新システムでは、新規開通した道路を含む地図データと元データの差分のみを抽出、データサイズを抑えることで通信経由による配信を可能とした。既存のメーカー純正カーナビの多くでは地図更新時にサービスセンターへ数日預けるなどの手間がかかったが、新システムでは道路の開通日に、数分で新規開通したルートをナビで扱えるようになる。
カーナビ用の地図データは単純な「地図」ではなく、路線検索を行うための路線計算用データや名称などから特定の施設を目的地と定めるための施設データや検索用インデックスデータなどを含む多層的な構造となっているが、新システムでは新規開通に伴う差分データのみをセンターのサーバから各車両へ送信する。データは大きくとも数Mバイトに収まるため、更新は数分で完了する。
インターナビ・プレミアムクラブには地図データ全体の無償更新もサービスに含まれるが、この更新にも本技術で導入された差分更新のシステムが導入される。差分データはDVD-ROMで提供されるが、DVD-ROMをセットすると自車位置や目的地、目的までのルートを優先的に更新したのちにバックグラウンドで残りを更新するため、実質的にまったくナビが利用できなくなる時間は約30分程度だという。
7月5日からはインターナビ・プレミアムクラブのひとつと提供している気象情報サービス「インターナビ・ウェザー」に「集中豪雨予測情報」「地震情報」を追加する。いずれも日本気象協会から提供される降雨予測/地震情報を元に、10分先までの集中豪雨予測地点と震度5以上の地震情報をナビ画面に表示させることでドライバーへ注意を促す。
また、新型フィットの投入とタイミングをあわせて、「位置情報付き安否確認連絡」サービスも開始する。このサービスは前述の「地震情報」の情報を元に、自車が震度5弱以上の地震が発生したエリアにいる場合、自動的にあらかじめ登録しておいたメールアドレスへ自車位置の情報を送信する。ドライバーがナビ画面から「大丈夫」「助けて」などの安否に関する情報を送信することも可能だ(位置情報もあわせて送信される)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR