写真紀行
映画「青い珊瑚礁」の舞台を訪れる
映画「青い珊瑚礁」をご存じだろうか。2回映画化されているようだが、私が見たのは若き日のブルック・シールズが主演した作品。美しい海と島を舞台にした古い映画だが、この舞台となったのがフィジーだ。330以上もあるフィジーの島々の中から、この映画の舞台として選ばれたのはヤサワ(Yasawa)諸島。首都スバ(Suva)があるビチレブ島(Viti Levu)の北西沖約90キロに浮かぶおよそ20の島々からなる。
訪れたのはヤサワ諸島の1つ、ナヌヤンバラヴ島(NANUYA BALAVU)。ヤサワ諸島には高級リゾートのヤサワ・アイランド・リゾート(ヤサワ島)や、豪華客船キャプテン・クック・クルーズによる船の旅などもあるが、これらを楽しむにはちょっと(かなり)お金がかかる。
手軽なのはAwesome Adventure Fijiのパッケージを利用する方法。ヤサワ諸島の北方にあるヤサワ島にはチャーター機でしか行けないが、より南方の島であればAwesomeの高速船で行ける。また、Awesomeのワンナタキ(WANNA TAKI)クルーズもヤサワ諸島に行く。こちらも比較的安めの価格設定だ。というわけで、今回はAwesomeの高速船で島に向かった。
ナヌヤンバラヴ島はヤサワ諸島の中ではやや南方にある島で、そばには比較的大きなナビティ(Naviti)島がある。ナヌヤンバラヴ島にあるリゾートの名はマンタレイ・アイランド・リゾート。その名の通り、マンタを見ることができるのがウリの1つとなっているリゾートだ。
島自体はそれほど大きくはなく、リゾートとして開発される前は無人島だったようだ。宿泊客は、フィジー風小屋(ブレ)か1部屋に二段ベッドを集めたドミトリーに泊まる。ブレやドミトリーのトイレとシャワーは共同。シャワーも水だけ。ただし、私がチェックしたAwesomeのプランにはなかったが、室内トイレと温水シャワーのあるブレもあるようだ。
島のスタッフはナビティ島出身者が多いようで、アクティビティとしてナビティ島のソーソー(Soso)村に行くこともできる。スタッフによればソーソー村は「この辺では一番大きな村」ということだったが、いずれにしても素朴なフィジー人の村を見ることができる。
この島では日本語の分かるスタッフはいない。日本人の観光客もそれなりにいるようで「こんにちは」程度は知っているスタッフもいるが、リゾートやスキューバの説明はすべて英語。シュノーケリングも一部に強い潮の流れがあって沖に流されかねないので注意が必要。アクティビティは基本的には有料だし、種類も豊富ではない。マナ島などと比べると「高級リゾート」というわけではないが、海はとにかく美しい。浜辺からすぐに珊瑚礁に出会えるのもポイントが高い。
これはナヌヤンバラヴ島に限った話ではなく、フィジーの海は、一般的に主島のビチレブ島から離れるほどきれいになるため、ヤサワ諸島の島の海はいずれもきれいらしい。ナビティ島周辺の方が以北の島よりも海がきれいという話も聞いたが、これは実際に行っていないので正確なところは分からない。
いずれにしても、ビチレブ島近隣の島に比べると多少旅費はプラスされてしまうが、その分また違ったフィジーの海が体験できるのがヤサワ諸島だ。
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