山本浩司の「アレを観るならぜひコレで!」Vol.19
「エディット・ピアフ 愛の讃歌」をAQUOS「LC-46RX5」のハイコントラスト映像で楽しむ(1/3 ページ)
北京オリンピックを間近に控え、大画面液晶テレビが相変わらず好調に売れている。なかでもわが国のテレビ市場で圧倒的なシェアを誇るのが、いうまでもなくシャープの「AQUOS」である。
今年1月には、業界最薄をうたう奥行き35ミリ以下(最薄部)を実現した「Xシリーズ」(LC-46XJ1など)を発売。日立とともに液晶テレビの超薄軽量トレンドを牽引し、大きな注目を集めた。しかしこのXシリーズ、個人的には画質面でやや物足りなさを感じていた。急激な薄型化により、バックライトと拡散板の距離が近づき過ぎ、その合わせ込みが難しくなったせいか、画面上の輝度ムラ、色ムラが取りきれていない印象があったのである。また、デザイン面でも細部の処理が未整理で、完成度が低いといわざるを得なかった。
そしてこの夏、AQUOSのプレミアム・ラインとなる「Rシリーズ」がモデルチェンジ、2007年2月発売の初代「Rシリーズ」から1年半を経て、2代めとなるRX5ラインが3モデル登場した(65V型、52V型、46V型)。その46V型モデルである「LC-46RX5」をチェックする機会を得たが、先述したXシリーズに対する不満を一気に吹き飛ばす出来のよさを実感。シャープ開発陣の頑張りにおおいに感心した次第である。
では、まずその高画質を実現した要素技術を見ていこう。家庭用テレビの画質を決定づける主な要件として、1. コントラスト、2. 階調、3. 色再現の3項目が挙げられるが、今回の新Rシリーズでは、このすべての項目にメスが入れられ、抜本的な画質改善を果たしているのである。
同社亀山工場で製造された本機の液晶パネルは、倍速(120Hz)駆動が可能なリアル10ビット表示のフルHD(1920×1080ピクセル)タイプ。正面コントラストに強いVA方式で、ネイティブコントラストは、業界最高レベルの3300対1である。この黒がよく沈む新パネルを採用し、映像信号のヒストグラム分析を行ない、絵柄に合わせてバックライトと液晶開口率をリアルタイム制御することで、2万対1の“テレビコントラスト”(シャープが提唱するテレビセットとしてのコントラスト性能)を実現している。
プリセットされた映像モードを適宜切り替えながら、実際にさまざまなコンテンツをチェックしてみたが、液晶テレビとは思えないしっかりとした黒と、安定したグレーバランス、よく伸びた輝かしい白が実現されていることが確認できた。バックライト制御と開口率制御を同時に行なう困難さは容易に想像できるが、ヒストグラム検出の完成度が高いのだろう、平均輝度レベルが大きく変化するようなシーンでも不自然さをほとんど感じさせいのである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
4
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
5
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
6
GMO、攻撃者による情報公開を確認 顧客データ含むか調査中 追加の見舞金も検討
-
7
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
8
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
9
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
10
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR