橘十徳の「自腹ですがなにか?」第38回
登山者必携? 山の名前で選局できるソニー「山ラジオ」(1/2 ページ)
携帯用音楽プレーヤーの人気に押されて、最近はいまひとつ元気のないラジオ。そんな中、この夏に新発売されたソニーの山ラジオ「ICF-R100MT」は、かなりユニークな商品として注目されている。なにしろこのラジオには、山の名前から周辺の放送局を選局できる機能が搭載されているのだ。
山登りが好きな人ならお分かりかと思うが、ラジオは登山の必需品である。気象情報をチェックするためにも必要だし、山の上にいる間に下界でなにが起こっているか、ニュースをチェックするのにも使える。
普段の生活圏から離れた山でPLLシンセサイザーラジオを使うときは、その地域に合わせたエリア設定が必要となる。このエリア設定、普通はエリアを都道府県別に分けているが、「ICF-R100MT」では、前述のように山の名前からエリアを選択できる。都道府県別の場合、例えば県境の山に登るときなどはどちらに設定したらいいのか迷ってしまうことがあるが、このラジオならそんなことに悩まずに簡単にエリアを設定できるわけだ。これは登山者にとってうれしい。
大きめのジャケットケース
というわけで、さっそく購入だ。色々と探してみると、実売価格が1万円以上の店が多いが、「価格.com」を見ると9000円前後で売っている店がいくつかあったので、その中から税・送料込み8977円の値を付けていた店で購入した。FM/AM PLLシンセサイザー携帯ラジオとしては少し割高かもしれないが、これまでにない機能が付いているので仕方がないだろう。まだ発売して間もないので、これから少しずつ値段もこなれてくるかもしれない。
本体の大きさは、スピーカー搭載の携帯ラジオとしては標準的な大きさで、乾電池は単四形1本。電池が1本ということで、重量は72グラムとなかなか軽量だ。なお、ラジオの底面には充電用の端子が用意されており、別売りの充電キットを使えば携帯電話のように置くだけで充電できる。電池持続時間はイヤーレシーバー使用時でFMが40時間、AMが72時間。日帰りの山行でも、念のため予備の単四形乾電池を1本くらいは用意しておいたほうがいいかもしれない。
カラーはブラックのみで、なかなか硬派なデザインだ。本体のほかには、薄型のキャリングケースと専用のジャケットケースが付属している。これには後述する“山エリアカード”や予備電池などを収納可能で、バックパックのショルダーベルトに装着できるようになっている。歩きながらラジオを聴きたいという人には便利だが、そのサイズはかなり大きい。1グラムでも軽く、コンパクトに荷物をまとめたいという人からすれば、バックパックに入れるのはためらわれるかもしれない。ジャケットケース目当てでこのラジオを買おうと思っている人は、店頭で一度実物を確認することをオススメする。
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