カラオケも「1人1台」の時代に――手のひらカラオケ機「Hi-kara」
タカラトミーは、手のひらサイズのキューブ型カラオケ機「Hi-kara」(ハイカラ)を10月18日に発売する。「1人でカラオケしたい」「カラオケボックス以外で楽しみたい」という人向け。「1人1台持っているポータブル音楽プレーヤーのように、子どもから大人まで普及を目指す」と富山勘太郎社長は意気込む。
2.4型の液晶画面を備えた7センチ角の本体に、マイク付きヘッドフォンを接続。画面に表示される歌詞を見、伴奏を聞きながら1人カラオケを楽しめる。ヘッドフォンを2つ接続して友達と楽しんだり、テレビに接続して家族で楽しむといったことも可能だ。
曲データは専用カートリッジに収録。カートリッジは、曲データがあらかじめ入ったタイプと、好みの曲をダウンロードできる空のタイプの2種類ある。空カートリッジは、USB端末「専用ダウンローダー」に差し込み、PCに接続して曲をダウンロードして利用する。楽曲は約3500曲から選べる。
本体(ヘッドフォン付き)の価格は1万500円、カートリッジは10曲タイプが2100円、20曲タイプが3675円。専用ダウンローダーが3150円。来年には海外でも発売する。
1人で好きな曲を気が済むまで歌う「ヒトカラ」を楽しむ人がメインターゲット。携帯電話で無料でヒトカラを楽しめるセガのサービスが100万会員を突破するなど、ヒトカラ人気は盛り上がっている。
カラオケしたいが、友達同士だけでカラオケボックスに行くことを親に反対されている――といった小中学生も狙う。
今年はテレビCMや雑誌広告でHi-karaのプロモーションを積極的に展開。来年から曲のライナップを充実させ、2010年には次期モデルを発売する計画だ。
テレビCMには、若手女優の福田沙紀さん、武井咲(たけいえみ)さん、忽那汐里(くつなしおり)さんが架空のアイドルユニットとして登場。Hi-karaを使ってキャンディーズのヒット曲「ハートのエースが出てこない」を歌い、女子小中学生やその親世代にアピールする。
同社は2000年にテレビにつないで楽しむカラオケ機「e-kara」を発売し、345万個を売り上げた。Hi-karaはe-karaの経験をベースに開発。来年度末までに50万個を、発売から3年間で200万個を販売する計画で、e-kara以上のヒットを狙う。
「カラオケは世界共通語で、グローバルなエンターテインメント。1人1台持っているポータブル音楽プレーヤーのように普及させたい」と話している。
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