Gumblar対策を再チェック 基本的な作業で感染防止を
Gumblarウイルス(別名:GENOウイルス)が年末年始にかけて猛威を振るっている。JR東日本、ローソン、ハウス食品、本田技研工業、モロゾフなどがそれぞれ、サイトが改ざんされユーザーがGumblarウイルス亜種に感染した恐れがあると発表。JPCERT/CCやIPAも、ユーザーやサイト管理者に改めて注意を呼び掛けている。
Gumblarは、改ざんされたWebサイトを閲覧すると感染するウイルス。未対策のPCでは、改ざんサイトをWebブラウザで閲覧しただけで感染してしまうのが特徴で、被害が拡大する原因になっている。
改ざんサイトには不正なスクリプトが埋め込まれており、閲覧した未対策PCにウイルスをダウンロードさせてインストール。悪意のあるサイトを閲覧させたり、ユーザーのFTPアカウントを盗み出し、さらに別のサイトを改ざんするなどして増殖していく。
昨年4月~5月ごろに流行し、その後一時は落ち着いていたが、昨年末になって再び猛威をふるい始めた。JPCERT/CCへの10~12月のWebサイト改ざん届け出件数は372件と、4~6月(74件)の5倍、7~9月(28件)の13倍に跳ね上がっており、Gumblar関連が多くを占めているという。
ユーザーの対策は
Gumblarは、Flash PlayerやAdobe Acrobat/Reader、Java Runtime Environment(JRE)、Office、Windowsなどの脆弱性を利用するため、対策には、使用しているOSやソフトウェアを最新の状態に保ち、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新の状態に更新、ウイルス検知機能が有効か確認する――といった基本的な作業が重要になる。
1月8日時点で、AcrobatとReaderでは未修正の脆弱性が使用されていることが分かっている。このため、13日の修正プログラム公開までは、両ソフトのJavascriptを無効にするか、Windowsユーザーはデータ実行防止機能(DEP)を有効にするという対策を取るよう、JPCERT/CCは呼び掛けている。
各製品の更新法など
Adobe Acrobat/Reader
メニューの「ヘルプ」→「アップデートの有無をチェック」をクリックし、最新に更新。更新できない場合はAdobe.com - Downloadsで最新版をインストール。
※JavaScript無効化は、メニューの「編集」→「環境設定」から「JavaScript」を選択、「Acrobat JavaScriptを使用」のチェックを解除、「OK」を押して設定を反映する。
Flash Player
Adobe Flash Player:Version Informationでバージョンを確認、最新でない場合はインストールページで最新版をインストール。
Java Runtime Environment(JRE)
Java ソフトウェアのインストール状況の確認ぺージでJava のバージョンを確認。最新でない場合はダウンロードサイトで最新版をダウンロード。
※JavaがインストールされていないPCではインストールを要求される可能性があるが、Javaがいらない場合はインストールも不要。
OfficeやWindowsなどマイクロソフト製品
Microsoft Updateで更新プログラムを確認・インストール。
サイト管理者も対策を
Webサイト管理者の対策は、(1)Webサイトを更新できるPCをIPアドレスなどで制限する、(2)サイトが改ざんされていないか確認する、(3)FTPサーバのログを確認する、(4)サイトを更新できるPCがマルウェアに感染していないか確認する――といったことが挙げられる。
JPCERT/CCによると、改ざんされたサイトの多くに不正なScriptタグが挿入されており、HTMLファイルや外部.js(JavaScript)ファイルに、「/GNU GPL/ try 」などの文字列が追記されているケースが多いという。
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