ウォークマンがiPod逆転の背景 「競争の状況、変わってきた」
調査会社BCNによると、携帯オーディオ市場の販売台数シェアで8月、初めてソニー(47.8%)がApple(44.0%)を上回った。iPodは高価格帯ではウォークマンを上回っているが、需要の一部がiPhoneに流れている上、低価格モデルではウォークマンが圧倒。iPod新モデル待ちの買い控えもあったとみられるが、「競争の状況は以前と変わってきた」(BCNの道越一郎アナリスト)という。
07年~08年はソニーのシェアが20~30%前後、Appleが45~60%前後と圧倒的な差が付いていたが、09年ごろから「Appleは下りトレンド、ソニーは上りトレンドになってきた」。ソニーは販売台数・金額とも前年同月比で伸び続けている一方、Appleは09年以降、大きく前年割れすることも多く「苦戦している」。
ソニーは特に低価格モデルで躍進。1万円未満のモデルでは8月のシェアは68.6%を占め、シェア逆転の要因に。同価格帯の「iPod shuffle」が「ボタンがなく評判が悪かった」上、「ライトユーザーは(iPod機能の付いた)iPhoneに流れている」こともあり、Appleのシェアは8.4%にとどまっている。
1万~1万5000円未満ではそれぞれ約5割のシェアを握って拮抗。1万5000円以上ではAppleのシェアが大きく、6~8割程度をAppleが握っている。「ソニーとAppleのラインアップの力の入れ方の違いがシェアに現れている」という。
両社のシェアが逆転した8月は、iPod新製品発表を翌月に控えた「特殊な時期」。9月には「Appleが再逆転するだろう」と道越アナリストは予測する。ただ「Appleとソニーのシェアが接近しているという大きな流れは変わらない。競争の状況は以前と変わってきた」とみている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR