“PENっぽさ”をiPhoneで 写真も拾える「PEN Pic」
iPhoneで撮影した画像にフィルターを適用するiOS用カメラアプリとしてはInstagramが有名だが、カヤックの「PEN Pic」もちょっとおもしろい。デジタルカメラ「PEN」シリーズを手がけるオリンパスの監修によるさまざまなフィルター(アートフィルター)効果を楽しめるほか、写真と位置情報をからめたコミュニケーションも楽しめる。
利用に先立ってTwitterアカウントの入力(ログイン)が求められるが、撮影した写真、もしくはカメラロールにある撮影済みの写真にフィルターを適用するまでの流れはInstagramとほぼ同様。フィルターはポップアート/ファンタジックフォーカス/デイドリーム/ライトトーン/ラフモノクローム/トイフォト/ジオラマ/クロスプロセス/ジェントルセピアの9種類が用意されており、こちらについてはオリンパスイメージングが監修している。
好みのフィルターを選ぶまではほかのカメラフィルターアプリとも同じだが、さらにPEN Picでは「Twitterへ投稿する」「Facebookへ投稿する」「写真を落とす」のアクションが選択できる。ユニークなのが「写真を落とす」で、これを選択すると写真に、写真をアップロードした場所の位置情報を添えて公開する。この誰かが「落とした」写真を、そこを通りがかった、本アプリを使っているほかの人が「拾う」ことで、PEN Picは単なるフィルターアプリではなく、写真と位置を軸にした緩やかなコミュニケーションアプリとなっているのだ。
ひとつ注意したいのは、公開される位置情報は写真が公開された位置の情報だということ。位置情報は通りがかった際に写真を拾うという行為のために利用されているため、気になった景色の写真を拾って、その位置情報を確認しても、撮影場所が分かるわけではない。
他人の落とした写真を見るには、「拾えたフォト」をタップする。並ぶ写真をタップすれば写真が拡大され、投稿者や投稿日時・場所、どのフィルターを利用したかなどもあわせて確認できる。写真に「いいね!」を付けたり、コメントをつけることもできる。また、サムネイル表示の画面で右上のアイコンをタップすれば、写真の公開された地点と地図をオーバーレイ表示させることも可能だ。
なお「マイページ」の「バッググラウンド更新」をオンにしておけば(デフォルトはオン)、アプリを都度起動させることなく、通勤通学などで移動していれば、自動的に「落とされた」写真を「拾って」くれる。また、「マイページ」の「ブロックエリア」指定を行えば、任意の場所から公開する際には、位置情報をつけずに公開することといったこともできる。
写真にフィルターをかける、他人の撮影した写真を眺めるという意味ではInstagramも同様の楽しさを提供してくれるが、PEN Picはオリンパスイメージングがフィルターの監修を行うことで、“デジタルカメラの「PEN」で撮ってフィルター加工したどんな感じになるか”を想像させてくれる点が大きく異なる。
Twitter連係機能は使わなくても問題ないにもかかわらず、利用に際してTwitterアカウントが必要、地図連携が撮影場所の確認に使えないなど仕様に際して若干首をかしげる部分もあるが、アートフィルターによる“PENっぽさ”をiPhoneで楽しめるのはこのアプリならではといえる。
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