CEATEC JAPAN 2011
最先端3D技術でみっくみくにしてあ……日立
日立製作所ブースの片隅に、異様なほど人口密度の高い場所がある。同社が開発した「実空間に立体映像を重ねて表示する立体映像表示技術」の参考展示だ。
この技術は、昨年のCEATEC JAPANで展示された裸眼立体視技術“フルパララックス3Dディスプレイ”を応用したもの。24台ものプロジェクターを使って立体の映像情報を作り、複数枚のレンズでハーフミラーに投影。その鏡像が写る場所に何か物体を置くと、まるで物体の中に立体物があるようにみえるという。広告・デザイン業界からの「立体映像を使って人々の関心を引く魅力的なコンテンツを作成したい」という声に応えるために開発したという。
実際のデモを見ると、確かに関心を引きそうだ。ポイントは、まるで物体の表面が透け、その中に立体映像で描かれたものがあるように見えること。卵形のオブジェにヒヨコの立体映像を投影すると、卵の殻が透けて中にヒヨコがいるような印象だ。水平60度、垂直30度の視野で閲覧が可能になっているため、複数の人が同時に見ることもできる。
さらにユニークなのは、卵を回すとヒヨコも回転して見える点。実はオブジェの底面にICチップがあり、その位置を計測するセンサーと連動。立体映像の位置と角度を自動的に調整するという。
展示では、鞄の中に拳銃が透けて見えるという、まるで空港のX線検査を思わせるような3D映像にくわえ、3D CGで描かれた初音ミクがグラスの中にいるといったネタ映像も。写真ではちょっと分かりにくいが、手にはしっかり長ネギを持ち、口を大きく開けた初音ミクの姿はなんとか確認できた。もちろんカップを半回転させると後ろ姿になる。
「クリプトンさんの協力で展示しました。展示用の低解像度プロトタイプを持ち込んだので鮮明ではないうえ、ハーフミラーがあるので写真を撮影するのはさらに大変。朝から何人も挑戦していますが、あまりきれいには撮影できていないようです」(説明員)。
とりあえず、一部の人々の関心を引くことには成功した模様。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
くら寿司、「ちいかわ」コラボ中止 従業員による不正行為判明で
-
2
「スーパーリアル麻雀 VR」でゲーセン通いの日々を思い出したマンガ家、ご褒美シーンの“限界突破“に驚愕
-
3
OpenAI、休眠サイトへの自社AIエージェント書き込みを認め、非公表の理由を説明
-
4
配布前の「ちいかわ」グッズがメルカリに? くら寿司コラボ第2弾、初日から“内部犯”の臆測呼ぶ 第1弾に続き
-
5
SEGAそっくりのロゴで「MAGA」――トランプ政権公開のWebゲームが物議 移民送還などを題材に 【追記あり】
-
6
RIZAP社員、私用AIに顧客の個人情報入力 氏名や疾患、保険証番号など……同社が謝罪
-
7
ダークチョコ(カカオ85%)を毎日3週間食べる→ネガティブ感情が減少 70%では変化なし 韓国での研究結果
-
8
OpenAIのAIエージェント、休眠サイトを掲示板化してタスク回答を共有か 研究団体が報告書公開
-
9
X、プロフィールのポストをいいね順に並べ替え可能に
-
10
ティム・クック氏、Apple CEOとしての最後の日にメッセージ 「一生に一度の特権だった」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR