地デジの妨害波を解消する信号処理技術、マスプロ電工が開発
マスプロ電工は4月10日、山間部やビル影など放送波が届かないエリアへ地上デジタル放送を再送信する際に問題となるマルチパス波(反射波)や回り込み波を軽減する新しいデジタル処理技術を発表した。ギャップフィラー局向けに導入を進める。
妨害波はデジタル処理で軽減できるが、現在の機器は1つの放送チャンネルに対して処理回路を1つしか搭載していない。しかし、マルチパス波や回り込み波は放送されているすべてのチャンネルで発生するため、1台では対応が難しいという。
マスプロ電工では、マルチパス波の到来時間が変動しないことに着目。マルチパス波の処理する範囲を、専用のアプリケーションで人が任意設定することで処理効率を高め、さらにチャンネルごとの処理を時分割で瞬時に行うことにより、1つの処理回路で複数チャンネルの妨害波を軽減できることを確認した。これにより、きれいで安定した地デジ信号を生成できるという。
マスプロ電工では、“マルチパス波・回り込み波キャンセラー内蔵地上デジタル放送用送信機”として導入を進めており、既に和歌山県のギャップフィラー局で運用を開始している。なお、この技術は「NOTTV」(モバキャス)や海外の地上デジタル放送でも応用できるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR