人間の歌い方をボカロで再現する“ぼかりす”、ヤマハが商品化 VOCALOID3向けプラグイン発売
ヤマハは9月18日、人間の歌声をまねたなめらかな歌声を、音声合成ソフト「VOCALOID」で再現できる産業技術総合研究所(産総研)の技術「VocaListener」(ボーカリスナー)を商品化したと発表した。産総研からライセンスを受け、「VOCALOID3 Editor」用プラグイン「VOCALOID3 Job Plugin VocaListener」として10月19日に発売。VOCALOID STOREでダウンロード購入できる。Windows専用で、1万9800円。
利用には、VOCALOID3 Editorと「VOCALOID2」か「VOCALOID3」対応の日本語歌声ライブラリ、お手本の歌声を録音したWAVファイルと歌詞のテキストが必要。VocaListenerをインストールしたVOCALOID3 EditorにWAVファイルと歌詞を入力すると、お手本の歌声をまねた歌い方を再現できる。
専用の操作画面を使い、マウス操作で音の高さや音量を加工したり、伴奏を聞きながら歌声合成パラメータを調整できる。お手本となる歌い方をどれくらいまねるかを8段階で調節できる機能も装備。音の高さは半音単位で移調でき、お手本の歌声が男性の低い声でも、女性の高い声にして合成するといったことが可能だ。
これまで、人間らしい自然な歌声をVOCALOIDで合成しようとすると、さまざまなパラメーターを手動で微調整(「調教」と呼ばれる)する必要があったが、VocaListenerなら見本の歌声を用意するたけで自然な歌声を合成可能。「ポップスやジャズ、クラシック、民謡、演歌など幅広い音楽ジャンルで、より人間らしい自然な歌い方を追求することが可能」としている。
対応OSはWindows XP/Vista/7/8。日本語版OSでのみ動作する。
同社は2009年、産総研からライセンスを受け、「VocaListener」を活用した一般向けサービスの実用化に取り組んできた。同年にはVocaListenerの簡易版をオンラインで試せる「Netぼかりす」をリリースしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
4
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
7
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
8
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
9
「若手はAI使うな」は“老害”なのか? 新人教育で「AI禁止」した企業の1年後
-
10
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR