Twitter、「forward secrecy」でユーザーデータ保護をさらに強化
米Twitterは11月22日(現地時間)、SSL接続で提供している各種サービスで「forward secrecy」機能を採用したと発表した。これにより、第三者が暗号化されたユーザーデータと秘密鍵を盗んでも、その秘密鍵での解読はできなくなるとしている。
これは、米Washington Postが10月30日、米国家安全保障局(NSA)と英政府通信本部(GCHQ)が合同作戦「MUSCULAR」で、GoogleやYahoo!のデータセンターに通信回線を通じて侵入していたと報じたことを受けたもの。この作戦で、大量の電子メールやユーザー情報が盗まれたという。
Twitterは既に、twitter.com、api.twitter.com、mobile.twitter.comへの接続をデフォルトでHTTPSにしているが、forward secrecyを採用することでユーザーデータの安全性をさらに強化できるとしている。
forward secrecy(PFSとも呼ばれる)は公開鍵暗号技術の一種で、暗号化されたコミュニケーションを長期にわたって解読されないようにするためのもの。過去のコンテンツに接続するためには長期の公開鍵とプライベート鍵のセットが必要なため、攻撃者はいずれかの鍵を解読してもコンテンツのデコードができない。
Twitterが採用した鍵交換アルゴリズムは米Googleと同じECDHE_RSA。ECDHE採用によるCPUへの負荷増加は無視できる程度だとしている。
同社は公式ブログでforward secrecy適用について技術的に詳しく説明し、Webオーナーに同機能の採用を呼び掛けている。Twitterはユーザーデータの保護のために、この機能をWebオーナーにとっての「新しい常識」にしたいという。
電子フロンティア財団(EFF)が20日に公開した大手ネットサービスの暗号化状況リストによると、GoogleとTwitterの他にDropbox、Facebook、Tumblrがforward secrecyを採用しており、LinkedInも2014年に採用する計画だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
9
タイムズカー、お見舞金3000円の算定基準は? パーク24に聞いた
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR