KADOKAWAの公式サイトが改ざん 閲覧者がマルウェア感染の恐れ

 KADOKAWAは1月16日、同社公式Webサイト(http://www.kadokawa.co.jp/)が第三者による不正アクセスで改ざんされたと発表した。オンラインバンキングなどの情報を盗み出すトロイの木馬「Infostealer.Torpplar」が仕込まれており、閲覧者が感染した恐れがある。「ユーザーの個人情報の流出は確認していない」としている。

 同社によると、サイトが改ざんされていた可能性があるのは、1月7日午前0時49分~8日午後1時7分の約36時間。同社サーバに搭載していたシステムに第三者が不正アクセスし、特定のファイルが改ざんされていたことを確認したという。改ざん検知直後にファイルの削除・修正を行い、セキュリティを強化したとしている。

 セキュリティソフトメーカーのシマンテックによると、最初の被害者がサイトにアクセスしたのは、1月6日午後3時ごろ、問題が修正されたのは、9日夕方以降だったという。サイト内に悪質なiframeが仕込まれており、アクセスすると悪用ツールキットをホストしている別サイトに誘導。Java Runtime EnvironmentやFlash Playerの脆弱性など5つの脆弱性を悪用し、Infostealer.Torpplarをダウンロードさせていたという。

 Infostealer.Torpplarは日本のユーザーから情報を盗み出すために作られたマルウェアで、オンラインバンキングサイトやオンラインショッピングサイト、クレジットカードサイトなどを含む日本語のWebサイトがウィンドウに表示されているかどうかを監視し、情報を盗み出して平文で送信する。

 KADOKAWAは、期間中に同サイトを閲覧したユーザーに対してウイルスチェックを行うよう呼びかけている。

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