LINEは2048ビットRSA採用 「暗号化が弱いためデータ流出の可能性」は「誤解」と技術ブログで説明
LINEは6月26日、LINEの通信の暗号化について説明する記事を、技術ブログ「LINE Engineers' Blog」で公開した。「LINEの通信の暗号化が弱く、情報が流出する可能性がある」などの声は「誤解」と断じ、すべての通信方式でデータを暗号化していること、暗号化方式に2048ビットRSAを採用していることなどを明かしている。
ブログでは、「LINEで一般的に誤解されている情報」として、(1)暗号化方式が弱いため外部に情報が流出する可能性がある、(2)Wi-Fi通信ではデータが暗号化されているがモバイルネットワーク(3G、LTE)では暗号化されていない――の2点があると指摘。
モバイルネットワークでも暗号化していることを示すため、スマートフォンからLTEで「Test message send」と送信し、そのパケットをキャプチャしたとするファイル(pcapファイル)を開いた画像を公開した。
画像は、「メッセージを送信するすべてのネットワークデータの一部」としており、ランダムなアルファベットと数字、記号が表示されている。「メッセージを探そうとしてもすべてのデータは人が読めないように暗号化されており、多くのデータが解読できない状態」と説明している。
また、データを守るために「安全な」暗号を使用する必要があると説明。LINEでは2048ビットのRSA暗号を使用しているという。
RSA暗号は1024ビット未満でも「一般のPCを使用する場合解読に2000年以上かかる」「スーパーコンピュータで640個のノードすべてを使用した場合でもキーデータを見つけるのに10年ほどかかる」などとする研究を紹介し、2048ビットRSAの安全性を強調している。
ただ今後、暗号化解読技術の進化やPCの性能向上で「状況は変わるかもしれない」とし、「LINEは今後もより安全なサービスを提供するために、日々研究と挑戦をし続けていく」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
9
早すぎる 「めっちゃカメレオン」Switch 2版、即日10万本突破
-
10
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR