伝説のコミック誌がYouTubeで“復活” 「ボンボンTV」、講談社がスタート
講談社は7月31日、人気YouTuberが出演する子ども向けTouTubeチャンネル「ボンボンTV」を開設した。YouTuber事務所のUUUMと協力し、1日10本程度の動画を毎日配信する。
2008年に休刊した少年コミック誌「ボンボン」の名前を冠し、「見てみる」「やってみる」をコンセプトに動画を発信。今の時代にあった新たな子ども向けコンテンツの発信地、ファミリーで楽しめる“おもしろくて、ためになる”チャンネルを目指す。
HIKAKINさん、はじめしゃちょーさん、木下ゆうかさんなど人気YouTuberが個人のチャンネルではやらない不得手なジャンルに挑戦する「YouTuber補完計画」、漫画「進撃の巨人」に登場するキャラクターを模した「巨人くん」が“人間以外のものを食べる”「巨人メシ」、電車や車を楽しみながら学べる「のりものシリーズ」――などさまざまなジャンルの番組をそろえる。小学生が動画をよく見る時間に合わせ、毎日午後4時~午後8時に10本程度を配信する。
講談社ライツ・メディアビジネス局ライツ事業部の松下卓也部長によると、「ボンボン」復活を構想し始めたきっかけは「妖怪ウォッチ」。子どもたちが熱狂している姿、親も一緒に楽しんでいる状況を見て、「いま講談社にこんな風にムーブメントを起こせる場所、『ボンボン』がないことをもったいなく思った」と話す。
当初は漫画雑誌としての復刊を目指して動いていたが、「紙にこだわらなくていい」という社の方針を受け、小学生の情報源として今最も強いメディアとしてYouTubeを選んだ。人気YouTuberを多く抱える事務所UUUMに持ちかけ、約3カ月でスタートに至ったという。
UUUMの鎌田和樹代表によると、「企業タイアップで動画を作成することは増えているが、本格的に一緒にチャンネルを作る試みは初めて」。「他メディアのフォローという位置付けではなく、YouTubeの文化を理解し、ここを中心にメディアを作っていくという本気の姿勢」(鎌田社長)に可能性を感じ、打診があったその日に即日即決したという。
今後、視聴者の子どもたちから動画を募る企画や、講談社から本や漫画を出版する作家の出演なども検討する。オープンなメディアとして育て、他社とのコラボ企画などにも積極的に取り組みたいという。
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