米大統領選サイトで“荒らし”ブーム? 「あのデブいケツ」「とても変な犬」……存在しないニセ候補者が続々
来年11月の米大統領選挙に向けて、早くも激しい争いが始まっている。米連邦選挙委員会(FEC)の候補者データベースサイトに登録されている候補者のうち、与党民主党のヒラリー・クリントン候補、野党共和党のドナルド・トランプ候補に次ぐ“第三極”として注目されているのが無所属のディーズ・ナッツ(Deez Nuts)候補だ。しかしこの人物は実在しない“ニセ候補者”だという。
「Deez Nuts」は「These Nuts」から転じた、かなり汚いスラングだ。できるだけ上品に訳せば「このバカ野郎たち」になる。言うまでもなく、実在する候補者への皮肉だが、米VentureBeat(VB)が紹介している調査結果ではクリントン、トランプ両候補に次ぐ9%というかなり高い支持率を得ているという。
Deez Nuts候補は、アイオワ州ウィリングフォードに住むブレイディー・オルソンという15歳の少年がこの夏FECのデータベースに登録して“誕生”した。VBによると、Deez Nuts候補の存在が知られて人気が高まるにつれ、そのあとを追ってFECのデータベースに登録するニセ候補者が続々と増えているようだ。
例えば「Dat Phat A$$」(あのデブいケツ)、「Osama Bin Liftin」(オサマ・ビンラディンを持ち上げる)、「Seattle Seachickens Suck」(シアトルのシーチキンが吸う)、「Very Odd Dog」(とても変な犬)、「Taylor Swift」(米国の人気歌手だがもちろん本人ではない)――など。他にも、訳しようがなかったり、下品すぎたり、ここには引用しきれないおかしな名前も並んでいる。
現在、FECのデータベースには約1300人が登録しており、そのほとんどは真面目な候補者だとしても、かなりの数の“ニセ候補者”が含まれているとみられる。VBによると、FECの公式サイトでは書式さえ整っていれば候補者として受理されるため、いたずらや“荒らし”を阻止できないそうだ。
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