ハイレゾ音源によるライブ・ストリーミングサービス「PrimeSeat」登場

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は12月21日、音楽配信プラットフォーム事業への本格的な参入を発表した。商用サービスとしては世界初となるDSD 5.6MHzなどによるハイレゾ音源ライブストリーミングサービス「PrimeSeat」(プライムシート)を12月23日から提供する。

 個人向けには、同サービスの音楽配信サイトで「H2Aロケットの打ち上げ音」やオーケストラ演奏会など、オリジナルを含むさまざまなコンテンツを展開する。2016年1月には、クラシック専門インターネットラジオ局OTTAVA(オッターヴァ)との共同制作による小編成のサロン・コンサートを配信する予定だ。一方、法人向けには配信プラットフォームを提供。自社レーベルの楽曲やコンサートをハイレゾ音源で配信したい事業者は、「PrimeSeat」を活用することで、自社で設備を運用することなくコンテンツを配信できる。

ハイレゾ音源ライブストリーミングサービス「PrimeSeat」(プライムシート)の番組表。コンテンツは、「『宇宙に一番近い島』種子島紀行」や「ボイス・シンフォニー・フォー・クリスマス」などを予定している

 PrimeSeatの視聴には、インターネット接続環境とPC、外部DAC、ハイレゾ対応のヘッドフォンなどオーディオ機器が必要になる。視聴用ソフトウェアはKORGが開発したもので、無料でダウンロードできる。

利用環境 Windows Mac
OS Microsoft Windows 7 Service Pack 1(32bit/64bit)、Windows 8.1Update(32bit/64bit)、Windows 10(32bit/64bit) Mac OS X 10.8、10.9、10.10、10.11
CPU Core 2 Duo 2.66GHz以上推奨 Core 2 Duo 2.4GHz以上推奨
メモリ 2Gバイト以上
オーディオデバイス WASAPIまたはASIOに対応したオーディオデバイス※DSDネイティブ再生には、ASIO DSDモードに対応したオーディオ・デバイスが必要 Core Audioに対応したオーディオ・デバイス※DSDネイティブ再生には、KORG DS-DACシリーズ、またはDoP(DSD over PCM Frame)に対応したオーディオ・デバイスが必要
ネットワーク 12Mbps以上の安定した通信速度でインターネット接続が必須(有線LAN接続を推奨)。PrimeSeatはHTTP Proxyに非対応、インターネット接続にProxyが必須のネットワークでは視聴できない
視聴環境

 既報のとおり、IIJは「東京春祭マラソン・コンサート」(2015年4月5日)や「ベルリン・フィル演奏会(4月12日、日本時間)にDSD 5.6MHzハイレゾ音源によるライブストリーミングの公開実験を実施、成功していた。同社は「この経験で得た技術的知見をもとに、この度、ハイレゾ音源によるライブ・ストリーミングサービスを商用化するに至った。良質な音にこだわる個人のお客様とコンテンツ事業者のお客様、双方に向けた新たなビジネスを展開していく」とコメントしている。

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