ウェアラブルEXPO
眼鏡型端末が花盛り 東芝が「Wearvue TG-1」発表 注目は“広視野”
「第2回ウェアラブルEXPO」(1月13~15日、東京ビッグサイト)で、東芝が初となる「Wearvue TG-1」を発表するなど、多数の眼鏡型ウェアラブル端末が出展され、来場者の注目を集めている。従来型の端末が課題とした視野の狭さ、重量感を解決すべく、各社が知恵を絞っている。
東芝が発表した「Wearvue TG-1」は光学シースルー型の端末で、インフラの保守管理、工場や倉庫内などで作業のハンズフリー化を目指す。実売予想価格は21万6000円。出荷開始は2月29日を予定。
投影装置を側面後方に配置し、右目のハーフミラーレンズに映像を映し出す。従来型の端末と違い、投影装置がレンズの前を覆い隠すことがなく、広い視野を確保した。投影角度を調整するPA機構(パーソナルアジャスター)も搭載し、顔形状や眼間距離がさまざまな日本人成人の98%をカバーできるという。
Windows端末とmicro HDMI、電源をmicro USBで接続して使用する。長時間使用する場合は市販のモバイルバッテリーを利用できるほか、テンキーやバーコードリーダー、カメラなどの機器とも組み合わせることが可能だ。Windowsで動作するアプリケーション開発に必要なSDKも無償提供する。
反射レンズの厚さは2.7ミリ、透過率は70%、入力解像度は1280×720ピクセル。サイズは167.9(幅)×162.5(奥行)×38(高さ)ミリ、重さは50グラム。長時間の作業でもストレスなく使えるように、軽く快適な装着感を目指したという。
サン電子は、拡張現実(AR)技術を応用した眼鏡型端末「AceReal」を参考出展する。1280×720ピクセルの薄型ディスプレイを眼前に搭載し、3Dデータを大きく映し出すことで、視界を妨げないのが特徴だ。イスラエルの子会社Infinity AR、業務提携するLumusと共同で端末とアプリの両方を開発し、設備の保守や医療現場などへの活用を見込む。
ブラザー工業は、片眼タイプで広い視野を確保した「AiRScouter WD-200A」を出展。頭部全体で固定でき、荷重を分散させたほか、ディスプレイの傾きを調整するフレキシブルアームを採用し、重さは145グラムに抑えるなど、長時間装着しても負荷が少ないデザインに仕上げた。
メガネスーパーは「視覚拡張」をコンセプトに、左右にディスプレイを搭載する「b.g.」を開発。眼鏡専門小売チェーンならではの知見を生かし、ディスプレイ位置の可変性を追求したほか、着用時のバランスや脱着部に磁石を採用――など、かけ心地を重視する。会場ブースでは、ゼンリンの地図データを組み合わせ、観光地周辺の地図や情報を多言語で表示するデモも行う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
日本人の大腸がん、約半数に“腸内細菌の毒素”が関与 40歳以下の発症は7割 東大・阪大が200人を全ゲノム解析
-
2
「コミューン」不正アクセスでLINEヤフー、Sansan、パナソニックでも会員情報漏えいの可能性
-
3
「お前たちのクラウドはわれわれのもの」 IDCFクラウドの管理画面に出た攻撃者のメッセージ 内容に運営元は
-
4
履歴書100通に1通「AIだけが読める文字」 20万件調査でわかった“就活ハック”の手口 米研究
-
5
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
6
JR東日本、「えきねっと」「ビューカード」などで漏えいか メルアドなど最大609万件 IDCFへの不正アクセスで【追記あり】
-
7
OpenAI、安全性研究者3人を解雇 本人らは「安全性を優先したため」と主張、同社は「機密情報の扱いに関する規定違反」と説明
-
8
新作映画「バイオハザード」公開で原作ゲームも大盛り上がり? 劇場でマンガ家が頷いた、その理由とは
-
9
山中で遭難の16歳少年、登山計画に生成AI「Claude」利用 救助隊は「ルートの妄信」警鐘
-
10
SBI証券、Google・Appleパスキー乗っ取り被害「確認されていない」 注意喚起は他社事案
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR