「ヤマザキナビスコ」、ライセンス契約終了で社名変更へ 「オレオ」「リッツ」など製造終了
山崎製パンは2月12日、子会社のヤマザキ・ナビスコが「ナビスコ」ブランドのライセンス契約を終了し、社名を「ヤマザキビスケット」に9月1日付で変更すると発表した。「オレオ」「リッツ」などの同社での製造は終了するが、「チップスター」など自社ブランド製品は今後も製造販売を続ける。
オレオとリッツ、クラッカー「プレミアム」は9月からモンデリーズ・ジャパンが国内販売を引き継ぐ。モンデリーズ・ジャパンはナビスコブランドを持つMondelez Internationalの日本法人で、「クロレッツ」や「リカルデント」などを販売する。ヤマザキ・ナビスコに対し、「ナビスコ製品の製造・販売を行ってきており、ブランド認知への多大な貢献をしてきてくださったことに大変感謝しております」とコメントしている。
ヤマザキ・ナビスコは1970年に山崎製パンと米Nabisco、日綿実業(現・双日)の合弁会社として設立し、ナビスコブランドの製品を生産。88年にNabiscoから株式を買い取り、子会社化。現在はNabiscoを傘下に持つMondelez Internationalからライセンスを受け、赤い三角のNabiscoマークが付いたオレオとリッツ、「プレミアム」「チップスアホイ」の4ブランドを製造販売してきた。
同社によると、ライセンス契約は8月末の契約満了をもって終了。社名を変更した上で菓子事業を継続する。ライセンス契約の終了に伴い、オレオ、リッツなど4ブランドは8月末で製造を終了、在庫販売をへて同社からは終売とする。
2017年12月にはオレオなど4ブランドの類似製品の製造販売制限が解除されるため、今後は競合品の開発を視野に新製品を発売していくという。また、ライセンス契約で制限されていた海外事業に取り組み、東南アジアなどへの自社商品を展開していく計画だ。
山崎製パンの2015年12月期は売上高が1兆271億円。そのうちヤマザキ・ナビスコは367億円を計上し、東ハト(247億円)とともに同社グループの製菓事業を担っている。
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