「Appleが私の音楽を盗んだ」──Apple Musicライブラリでまた悲劇が
「Apple Music」を使っていたら自分で作曲したオリジナル曲を含む122GB分の楽曲がHDDから削除され、米Appleのサポートに相談したところ、サービスを使わないのが最善の方法だと言われた──。米アトランタ在住のジェームズ・ピンクストーン氏(リンク先は同氏のLinkedIn)が5月4日(現地時間)、このようなブログを投稿した。
ピンクストーン氏によると、Apple Musicにサインアップした際、iTunesが同氏のノートPCに保存してある大量のMP3やWAVフォーマットの楽曲コレクションをチェックしてクラウド上の(Appleが)マッチすると判断した楽曲と照合し、ノートPC上のオリジナルを削除したという。同氏が作曲したオリジナル曲もiCloudにコピーされた後、ノートPCから削除されたという。
さらに、Appleがマッチするとして置き換えた多数の楽曲は実際には同じものではなく、例えば希少なライブ音源がスタジオ録音の楽曲になってしまったり、オリジナル曲がカバー曲に変わってしまったりしたという。
ピンクストーン氏はこの“事故”の1週間前に楽曲のバックアップをとっていたため、永久に失われることはなかったが、「私の言うことを理解する担当者にいきつくまでに3人にたらいまわしにされ、理解した担当者のアドバイスが“製品を使うな”だった」と憤慨している。
こうした苦情は以前からあり、原因は「Apple Music ライブラリ」の分かりにくさにあるようだ。
ピンクストーン氏に対応したAppleのサポート担当は、同氏の「Apple Musicは私の許可なしに、私のHDD内の個人的なファイルを削除したということですか?」という問い掛けに「はい」と答えたというが、実際にはバグがない限り、勝手に削除するようなことはないはずだ(同氏はApple Music ライブラリの設定で「結合」ではなく「置き換え」を選択した可能性がある)。
また、ピンクストーン氏は、WAVで保存したオリジナル曲がクラウド上ではAACに変換されており(これは正しい)、WAVはなくなってしまったとしているが、サポートページによると、オリジナルのWAVファイルは削除されないことになっている。
いずれにしても、Appleがサポートページに「Apple Musicにはバックアップサービスがありません。デバイスを交換、紛失、損傷した場合に備えて、音楽やほかの情報のコピーをとっておけるように、必ずiOSデバイス、MacまたはWindowsパソコンをバックアップしてください。」と明記している通り、Apple Musicを使う際には楽曲のバックアップをとっておいた方が良さそうだ。
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