「映画を作るのに性別は関係ありません」――元ジブリ西村氏、「女性はファンタジーに向かない」“性差別”発言を謝罪
「差別的で偏った考えは、確かに自分の中にありました」「映画を作るのに性別は関係ありません」――元スタジオジブリのアニメプロデューサー・西村義明氏は6月13日、英紙「ガーディアン」のインタビューでの発言が「性差別的では」と国内外で非難されている件に対し、謝罪するコメントを発表した。
西村義明氏は、スタジオジブリで「かぐや姫の物語」「思い出のマーニー」などを手掛けたプロデューサー。2014年末でスタジオジブリを退社し、その後新会社「スタジオポノック」を設立。現在は同社の代表取締役社長を務めている。
問題視されているのは、英紙「ガーディアン」が6月6日にWebサイトに掲載した西村氏へのインタビューの一節。ジブリは今後、女性の映画監督を起用するかという問いに対し、「映画の種類による。アニメでは現実世界をデフォルメする必要があるが、女性は現実的な傾向があり、日々の生活をやりくりするのに長けている。男性はより理想主義的な、ファンタジー映画に向いたアプローチができる。男性監督が選ばれることは偶然だとは思わない」と答えていた。
これに対し、国内外で「性差別的では」と非難が殺到。「堂々とこんなに差別的なことを言えるなんて」「創作に性別は関係ない、一般化しないでほしい」「ジブリ作品は好きなのに失望した」などの反応が寄せられ、他紙も追って報道する事態になっていた。
西村氏は13日、スタジオポノックの公式Twitterでコメントを発表。「確かに私は、当該の発言をいたしました」「男性は観念的な傾向が強く、現実を生きる力は女性の方が長けている。そういう差別的で偏った考えは、確かに自分の中にありました。反省し、勉強します。映画を作るのに性別は関係ありません。深くお詫びいたします」と全面的に謝罪する内容となっている。
合わせて、取材時(15年9月末)にはすでにスタジオジブリに所属していなかった旨を説明。「ジブリを代表した意見であるという誤解を与えたこと、ジブリを愛する皆様に不快な思いをさせたことを深くお詫びいたします」としている。
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