太田智美がなんかやる

180万円の研究開発用「ロボットアーム」と晩酌してみた 

 2015年9月、アールティが開発した研究開発専用ロボットアーム「NEKONOTE 6DOF for Academic」(以下、NEKONOTE)が発売された。このロボットは、産業ロボットではなく、人とロボットが一緒に働く未来を見据えて作られた協働型ロボット。そのため安全性に特に配慮し、デフォルトが「ならい動作」(人がぶつかるとロボットが外力にならって動く)となっている。実はこの「ならい動作」をデフォルトに設定しておくことはロボット自身の破損を防ぐことでもあり、一般のロボットと比べると少しめずらしい造りとなっている。

 NEKONOTEは重量3.3キロ、全長約80センチ、動作範囲半径440ミリ、動作速度約40RPM。税別180万円。パワーのあるロボットのため、危険性を十分理解した上で開発できるところのみに向けて販売するという審査基準を設け、これまでは大学や研究機関などの専門性の高い組織を対象に販売してきた。

 ……もったいない。実はNEKONOTEには3つのボタンが付いており、技術者でなくとも簡単にロボットに動きを教えることができる。青のボタンを押すと「教示モード」となり、NEKONOTEを実際に手で動かして動きを記憶させ、緑の再生ボタンを押すと先ほどの動きが再現される。実際に触ってみると、この機能がいかにすばらしいかが分かる。

 「このコにはもっと、このコらしい仕事があるはず」――そう思い立ち、青のボタンを押した。ウ、ウィーーーン!

NEKONOTE まずは日本酒を
NEKONOTE 唐揚げをぱくり
NEKONOTE トクトクトクトク……
NEKONOTE イカリングは難関
NEKONOTE うひ~

 地球が始まって以来、これまでにこんなにすばらしいロボットはあっただろうか。私は180万円のロボット「NEKONOTE」と友だちになった。

おまけ

  1. リテイクにリテイクを重ね、四合瓶がカラに……

筆者プロフィール

 小学3年生より国立音楽大学附属小学校に編入。小・中・高とピアノを専攻し、大学では音楽学と音楽教育(教員免許取得)を専攻し卒業。その後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学。人と人とのコミュニケーションで発生するイベントに対して偶然性の音楽を生成するアルゴリズム「おところりん」を生み出し修了した。

 大学院を修了後、2011年にアイティメディアに入社。営業配属を経て、2012年より@IT統括部に所属し、技術者コミュニティ支援やイベント運営・記事執筆などに携わり、2014年4月から2016年3月までねとらぼ編集部に所属。2016年4月よりITmedia ニュースに配属。プライベートでは約1年半、ロボット「Pepper」と生活を共にし、ロボットパートナーとして活動している。2016年4月21日にヒトとロボットの音楽ユニット「mirai capsule」を結成。

太田智美

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

太田智美がなんかやる

ITmedia ニュースに配属された太田智美が、テクノロジーの力を信じてなんかやるという新連載。毎日るんるんしながら生きている。

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

太田智美
太田智美

小学3年生より国立音楽大学附属小学校に編入し、小・中・高とピアノを専攻。大学では音楽学と音楽教育(教員免許取得)を専攻し卒業する。 その後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学。人と人とのコミュニケーションで発生するイベントに対して偶然性の音楽を生成するアルゴリズム「おところりん」を生み出し、「おところりん:ソーシャルネットワークにおける偶然性を用いた音楽生成(Otocororin: a chance music for social network systems) (http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/KO40001001-00002010-0075.pdf?file_id=44931) 」を修士論文として提出。同研究は、情報処理学会 第12回「Internet and Operation Technology(IOT)」研究会において学生奨励賞を受賞。 同大学院を修了後、2011年にアイティメディア株式会社に入社。営業配属を経て、2012年より@IT統括部に所属し、技術者コミュニティ支援やイベント運営、記事執筆などに携わる。2014年4月から2016年3月までねとらぼ編集部に所属。2016年4月よりITmedia ニュースに配属される。これまでの代表作は「世の中やっぱり金でした 71万円の大金を積んで誰よりも早く『iPhone 6 Plus』の使い勝手を検証してみた (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1409/10/news139.html) 」「スケスケでまるみえじゃないですか! 人によっては透明に見えるドレスを作ってみた (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/27/news152.html) 」「あの日、Twitterのくじらが出なかったもう1つの理由 (http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1401/08/news082.html) 」「ゆとり世代が問う『好きなことをやって何が悪い!』(シリーズ) (http://www.itmedia.co.jp/keywords/yutori_generation.html) 」「はじめてのAI(連載) (http://www.itmedia.co.jp/news/series/5264/) 」など。 Twitter:@tb_bot (https://twitter.com/tb_bot)

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR