「タウンWiFi」仕様変更、「7SPOT」接続可能に Wi-Fi事業者が「接続自動化レベル」選べる機能追加
ベンチャー企業のタウンWiFiは12月21日、各社が提供している公衆無線LANサービスに自動接続できるスマートフォンアプリ「タウンWiFi」の仕様を変更し、初回の接続時、接続作業をどこまで自動化するか、Wi-Fi事業者が選べる機能を追加した。あわせて、しゃ断されていた「7SPOT」への接続を可能にした。
“全自動接続”アプリ、便利だが問題も
タウンWiFiは、「7SPOT」や「スターバックスWiFi」「マクドナルドWiFi」など、事業者や自治体が提供している公衆無線LANサービスに自動接続できるアプリ。
性別と生年月日を入力して利用登録し、接続したいサービスを選んでプロファイルをインストールしておけば、各サービスのエリアに入った際に自動で接続される。「気づいたらつながっている」イメージで、手間なくWi-Fiを利用できるのが売りだ。
一方で、接続先サービスの利用規約に同意せずに使え、能動的に会員登録する必要もなく“全自動”で利用できてしまう点が「問題では」と、一部のネットユーザーが指摘。公衆無線LANサービス「7SPOT」を提供するセブン&アイ・ホールディングスも「規約を読まず、会員登録も経ずに、勝手につながれると問題」とし、10月、タウンWiFiからの接続を遮断していた。
「7SPOT」初回接続時は「規約同意」「ユーザー登録」を手動に
こういった指摘を受けタウンWiFiは12月21日、利用規約への同意や会員登録など、初回接続時のフローの一部をユーザーに手動で設定させられるWi-Fi事業者向け機能を追加した。
Wi-Fi事業者は、タウンWiFiに連絡し、「利用規約の同意は手動にしてほしい」「利用規約への同意と、会員登録は手動にしてほしい」など要望すれば、手動に変更できるという。手動化できるのは初回接続時のみで、2回目以降はアプリ側が自動で処理する。
あわせて、「7SPOT」への接続を可能にした。タウンWiFiユーザーが「7SPOT」に初めて接続する際は、手動で規約に同意し、手動でユーザー登録する必要がある仕様に変更。セブン&アイ・ホールディングスが指摘していた、「規約を読まず、会員登録も経ずに、勝手につながれる」問題を解消したとしている。
また、Wi-Fi事業者がメールやプッシュ通知をユーザーに送れるメッセージ機能も新設した。利用にメールアドレスの登録が必要な公衆無線LANを利用し、登録したアドレス(タウンWiFiが自動発行)あてにメールが届いた場合、メッセージ機能を通じ、ユーザーがメールを確認できる。
同社はこれらのサービスを各WiFi事業者に提案しており、既に協力に合意したサービスも「大手を含めて数社ある」という。「中には、Wi-Fi接続自動化レベルは落とさず、更に一歩踏み込んだAPI連携によって、Wi-Fi接続の高速化と安定化を実現している事業者もある」としている。10月には、ファイバーゲート(札幌市)との業務提携を発表している。
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