価格を抑えた平面駆動方式のヘッドフォンに注目
東京・秋葉原で7月15日に開幕したポータブルオーディオの専門イベント「ポタフェス2017 東京・秋葉原」。数々の新製品がお披露目される展示会だが、これまでより価格を抑えた平面駆動方式のヘッドフォンが目立った。そしてオプションのバランスケーブルにも新しい動きが見えてきた。
例えばエミライブース。同社が扱う米MrSpeakersから密閉型のポータブルヘッドフォン「AEON FLOW」が同日発売された。4月下旬に開催された「春のヘッドフォン祭2017」でも展示されたもので、店頭価格は9万2000円前後(オープン価格)。消費税を加えても10万円で購入できるという。
AEON FLOWは、同社が特許を持つ「V-Planar」平面振動板や流体力学に基づく「True Flow」テクノロジーによる低歪(ひずみ)で自然な音が特徴。バンドワイヤーにはニッケルとチタンの合金を用い、バッフルはCFRP製、さらにバンドワイヤとハウジングを固定するヒンジを不要にするオリジナルパーツを設計するなどして軽さを追求した。重量は340gとなっている。
ケーブルは着脱式で、ヘッドホン接続用端子もヒロセ電機製の4ピンプラグに変更するなど信頼性を向上させた。またエミライでは、ソニーが旗振り役となって進めている4.4mm径5極のバランスプラグを備えたオプションケーブルを準備中だ。AEON FLOWのみならず、既存のMrSpeakers製品向けのケーブルもラインアップする。
またフロンティアファクトリーブースでは米Acoustic Research(AR)の開放型平面磁界駆動式ヘッドフォンの新製品「AR-H1」をお披露目した。同社では同方式のメリットについて、「音波が平面状に放出されることに加え、音響信号に対して非常にリニアに反応する。ダイナミックドライバーのヘッドフォンでは容易に失われてしまうような微細な音も再現できる」と話している。こちらは9月末に発売する予定で、価格は7万9800円(税別)。
さらにエミライ同様、4.4mm径5極のバランスケーブルをオプションとして準備中している。「今後、OFC素材のスタンダードタイプや6N-OCC素材のハイグレードタイプなどを発売する予定だ」。平面駆動方式の高級ヘッドフォンは室内用途がメインだが、ポータブルと据え置き型の両方で使える4.4mm径プラグのケーブルはバランスが良いのかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「うんこ移植」でピーナツアレルギー改善、15人中6人が数粒食べられるように ヒトの実証は初 Science系列誌掲載
-
2
「就活に生成AI利用」ほぼ全員に 面接で内容追及され困惑も
-
3
防衛装備庁、ITコンサルSHIFTに「AI装備品」の審査支援を委託
-
4
手術中の大地震、患者守る医療スタッフ……熊本総合病院の動画に反響 「プロの動き」「尊敬」
-
5
「配信システムをAIで自作したアイドル」こと宮本佳林さん、Cloudflare Workersの開発者イベントに登壇へ
-
6
ドコモ・バイクシェアのシステム障害、いまだ全面復旧ならず 8月1日以降の利用者には「全額返金」へ
-
7
Gmail、他社メアドを送信元にできる機能を廃止へ
-
8
西鉄福岡(天神)駅などで意図しない駅構内放送 第三者が有名YouTuberの音声を不正に流したか
-
9
個人開発「家系ラーメンマニア」で利用者急増 対応追いつかず一部停止 「より信頼していただけるアプリに」
-
10
「ChatGPT」のデフォルトモデル、PlusとProは「Sol」に、無料版は「Luna」でテキストチャット無制限に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR