日本人の7割が「人前で音声検索、恥ずかしい」
日本人の7割が「人前で音声検索をするのは恥ずかしい」――KDDIが10月5日、そんな調査結果を発表した。スマートフォンやカーナビゲーションなど、活用が広がる音声操作だが、日本人には“抵抗”もあるようだ。一方、米Googleの「Google Home」、LINEの「Clova Wave」など、自宅に据え置く「スマートスピーカー」は、そうした課題を払拭する可能性もある。
全体の71.1%が「人前での音声検索は恥ずかしい」と回答。女性は74.6%と、男性(67.6%)より7ポイント高かった。特に30代女性(81.9%)が高く、唯一80%を上回る結果に。逆に最も低かったのは、50代男性(39.3%)だった。
「外出先で周囲に人がいても、自宅の家電などを音声操作したい」人の割合は19.2%。「自宅で周囲に人がいる」場合も25.2%にとどまった。周囲に人がいない場合は、外出先が34.2%、自宅は40.3%と、それぞれ15ポイント近く増え、自宅で一人なら音声認識を利用しやすい――という結果が浮き彫りになった。
実際に音声操作をする人の利用場所を見ても、自宅(30.4%)が外出先(22.1%)を10ポイント近く上回っている。音声操作の利用経験は、50代までは年齢が上がるほど低下し、10代が最多(自宅40.4%、外出先30.1%)で、50代(自宅は18.5%、外出先は14.3%)が大きく落ち込んだ。ただ60代は自宅が24.4%、外出先が16.7%と、比較的高い結果だった。
自宅で行う音声操作は「インターネット検索」(14.2%)が最も多く、以下「地図の検索」(10.7%)、「天気予報の確認」(9.8%)。他には「SNSの投稿」(3.1%)や「AI(音声アシスタント)との暇つぶしの会話」(2.9%)、「家電や住宅設備の操作」(1.9%)などの回答もあった。
調査は9月7日~8日に、日本全国の15歳~69歳の男女1000人を対象にネット上で実施した。
日本人の“抵抗”、スマートスピーカーが払拭?
まだ日本人の“抵抗”が拭えない音声操作だが、音声でユーザーと対話するスマートスピーカーが解決の切り札になる可能性もある。スマートスピーカーの日本市場は、Googleが「Google Home」(10月6日発売)、LINEが「Clova Wave」(5日発売)、Amazon.comが「Echo」(年内発売)――と参入が相次ぎ、立ち上がりつつある段階だ。
Google Japanが5日に開いた「Google Home」の製品発表会で、同社の徳生裕人さん(製品開発本部長)は「日本人は文化的に話しにくいというのもあるかもしれない。電車の中より、自宅という環境下ならはるかに話し掛けやすく、今後の普及につながるのでは」と期待を寄せた。
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