公衆無線LAN「使った」、スマホユーザーの7割 提供元が不明でも「抵抗ない」意見も
スマートフォン利用者の約7割が公衆無線LANを利用したことがある――MMD研究所とマカフィーが12月20日、そんな調査結果を発表した。このうち利用時に「セキュリティ対策をしていない/意識しない」が3割を占めるなど「脅威に対する啓蒙(けいもう)の必要性を強く感じる結果」(マカフィー)となった。
スマホユーザーの69.4%が「公衆無線LANを利用したことがある」と回答。年代別では10代が84.8%、20代が79.3%と、若年層ほど利用率が高かった。またスマートフォンの「通信制限にかかったことがある」割合は、公衆無線LAN利用者の65.5%で、未利用者(41.5%)より高かった。
公衆無線LANの利用理由は「携帯電話回線のパケット料を節約するため」(62.3%)が最多で、以下「無料または安く利用できるため」(40.0%)、「通信速度が速いから」(25.3%)と続く。通信制限時や通信制限にかからないための対応策として利用している人が多いと、MMD研究所は分析している。
接続経験がある公衆無線LANの種類は「お店やホテルなどが提供しているもの」が87.8%と最多。次いで「キャリアやプロバイダーが提供しているもの」が24.0%、「どこが提供しているか分からないもの」が17.5%という結果だった。
「お店やホテル」と答えた人のうち、「パスワード/登録が必要なもの」を利用したのは73.1%。お店やホテルが提供するパスワード不要な公衆無線LANの利用者は、63.5%が「利用への抵抗がない」と答えた。提供元が不明で、接続可能そうな(パスワード不要)公衆無線LANの利用者は、55.5%が「抵抗がない」と回答した。
一方、公衆無線LANへの不満は「接続できる場所が少ない」(53.4%)、「セキュリティが不安」(53.0%)、「速度が遅い」(27.6%)などが上位に。「公衆無線LANがなくても大した問題ではない」と答えた人は5.8%で、「多くがネガティブな意見を持ちながらも必要としている」(MMD研究所)と分かった。
公衆無線LANを使ったために引き起こされたと思われるトラブルは、78.6%が「特にない」と答えたが、「迷惑メールが送られてくるようになった」(12.1%)、「自動的にWi-Fiを接続する設定にしていたために、知らない間に接続されていた」(6.0%)、「ログインが必要なサイトへの不正ログインが確認された」(3.3%)などの意見も出た。
また公衆無線LANの利用時、31.5%が「セキュリティ対策していない/意識していない」と回答。27.0%が「無料の公衆無線LANに接続しているときは、他人に見られて困る情報は入力しない」、20.8%が「接続する公衆無線LANの名前を確認し、知らないアクセスポイントには接続しない」と答えた。
マカフィーは「ユーザーが不安に思いつつも、リスクのある接続先を選択している実態が浮きぼりになった」とし、「公衆無線LANが持つ脅威に対する啓蒙(けいもう)の必要性を強く感じる結果だった」としている。
調査は2017年11月15~17日、15~69歳の男女5007人を対象にネット上で実施。そのうち「スマホで公衆無線LANを利用したことがある人」は1556人だった。
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