「Zaif」運営のテックビューロがセキュリティ対策室設置 コインチェックのNEM流出受け
仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロはこのほど、コインチェックのNEM流出事件を受け、セキュリティ強化とインシデント対応の迅速化を目指し、1月29日にセキュリティ対策室を設置したと発表した。マルチシグ(複数者署名)の強化やコールドウォレット比率の引き上げなどを行うという。
マルチシグは万が一の盗難に備え秘密鍵を分散管理し、うち数個を運用する管理方法。テックビューロでは、すでにこの方法で管理している通貨を含め、「署名サーバ環境をさらに分散する」「署名手順を複雑化する」など、さらにマルチシグを強化するという。
また同社ではユーザーの入出金に合わせた残高をホットウォレットで管理しているが、その比率を見直して最小限にとどめ、秘密鍵をネットワークから隔離する「コールドウォレット」の比率を引き上げる。これに伴い、引き出し制限で「すぐに引き出せなくなる」など一部ユーザー体験を損なう可能性があるが、「セキュリティ優先」としてその旨をユーザーに周知するとした。
セキュリティ対策室の室長は同社の朝山貴生代表取締役が務め、役員、ネットワークエンジニア、管理部などが参加。専門家の雇用や外部セキュリティ対策・監査サービスの利用、セキュリティツール導入なども行い、社内外のセキュリティ監査体制を強化するという。
インシデント対応については、「顧客への個別ヒアリング、内部ログの監査、取引データの精査などのプロセス」「ユーザーやメディアへの情報提供」「各省庁への情報提供、共有」「瑕疵(かし)や過失の特定」「補償の有無やその内容の決定」などを迅速化するとしている。
テックビューロは「あらゆる手法で顧客の仮想通貨や現金の保全に尽力する」とし、今後も「安心・安全を最優先事項とし取り組んでいく」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
-
9
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
10
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR