人気VTuberが運営企業を告発、「視聴者を数字や金としか見てない」 企業側が謝罪
人気VTuber「アズマリム」が11月8日、運営企業のCyberVについてTwitterで「望まないことを無理矢理押し付けられることになった」「センパイ(視聴者)を数字や金としか見ていない」などと告発し、ファンの間で波紋を呼んだ。CyberVは13日、「本人の意向を尊重できていなかった」として謝罪し、アズマリムの活動はこれまで通り続けると明らかにした。
架空のキャラであるはずのVTuberが、明確な意思を持って運営企業を告発するという異例の事態に、VTuberファンや関係者の間では、「一般的なキャラクターと違い、VTuberは生きている」「利益が出せないなら、人気キャラであっても企業は切り捨てるのか」といった議論が巻き起こった。
アズマリムは、今年3月に活動を始めた女子高生YouTuberだ。視聴者を「センパイ」と呼ぶ後輩キャラで、ハイテンションだがスタミナ不足でいつも息切れしていたり、やたらと水を飲んでたびたび尿意に襲われたりする。チャンネル登録者は16万人と、5000人いると言われるVTuberの中で上位20位以内に入っている。
11月8日、アズマリムのTwitterアカウントから「最近、こんさる?とか会社?の人がきて、どこかの学園に入れようとしたり、転生して性格を変えたことにしようとされていたり、アズリムが望まないことを無理矢理押し付けられることになりました」「『あなたの気持ちなんてどうでもいい』と言われたり、センパイたちのことを数字やお金としかみていなくて、何も同意できることがなくてすごく苦しいです」などの告発が発信され、ファンの間で衝撃が走った。
運営企業のCyberVは13日、この告発を受け、謝罪するコメントを発表。「今後の活動などの話し合いを行うなかで、本人の意向を尊重できていなかったことが原因と考え、深く反省している。アズマリム本人と話し合い、これまで通りアズマリムとして活動を継続することで合意した。他組織への移動や転生は一切行われない」などと説明した。
アズマリムは12日、謝罪動画を公開し、「全員が納得いくまで話し合うことができ、改めて、アズマリムらしく生きていくことができるようになった」「正直なところ、もうダメなんだと思って行動した」「発言がきっかけでネットで名前が挙がってしまっている方々は、今回の件には全く関係ない」などと話している。
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