“PayPay祭り”で、わたしが得たものと失ったもの(1/3 ページ)
12月4日朝、筆者は焦っていた。「今すぐ買わないと、損しちゃう!」
この日、バーコード決済サービス「PayPay」(ペイペイ)の20%還元キャンペーンがスタート。PayPayで支払った購入額の20%が、電子マネーで戻ってくるというものだ。Twitterには、PayPayを使った人の投稿が朝から相次ぎ、PayPayがトレンドになっていた。中でも注目を集めていたのは、PayPayで高額商品を購入し、全額還元に当選したユーザーのツイートだ。
「全額キャッシュバック当たっちゃった やばい」「10万円使ったら、10万円返ってきたぞ!」「いきなり当たった(≧∇≦)/」
PayPayで高額商品を買い、全額が戻ってきたと報告するツイートが、朝からいくつも目に入った。キャンペーン期間中にPayPayで支払うと40回に1回、Yahoo!プレミアム会員なら20回に1回、ソフトバンクとワイモバイルのスマホユーザーは10回に1回の確率で、全額分の電子マネーが戻ってくるのだ。
筆者はワイモバイルのユーザーなので、全額還元の確率は10分の1と最高率。ネットに次々に現れる“高額当選”のツイートを見て、自分も絶対に当たりそうな錯覚を覚えた。
PayPayのキャンペーンは総額100億円分。還元額が100億円に達したら、期間内でも終了する。4日朝のネットの“PayPay祭り”状態を見て、「このペースで利用されれば、キャンペーン終了も早いかもしれない」と筆者は焦り、電車に飛び乗った。向かう先は、PayPayのキャンペーン対象店舗、ビックカメラだ。
エイヤ! と10万円以上購入したが……
ビックカメラでは、以前から購入を検討していたiPad ProとApple Pencilを買おうと思っていた。Apple製品は量販店でも値引きがなく、中古でもあまり安くならない。20%還元ならかなり買い得感があるし、全額還元が受けられればもうけものだ。Twitterで見た全額還元ユーザーの多さに、筆者も当たる気がして仕方なかった。
「ビックカメラが長蛇の列だったらどうしよう。どれぐらい待つのかな……」。電車を降り、不安になりながら店舗に急いだ。店内は意外とすいているが、Apple製品の売り場だけ、10人ほどの行列ができていた。おそらく全員が、PayPay払いで購入する人たちだ。行列の短さにほっとしつつ、最後尾についた。
並んでいる1人1人に店員が寄り添い、購入予定品を聞いてメモを取っている。筆者のもとにも店員が来た。「何を買われますか?」「11インチのiPad Pro 256GBとApple Pencil……と、Google Home mini」。もともと買う予定はなかったが、店内で偶然、「5000円以上購入すればGoogle Home miniが半額」のPOPを見て、「もう1つ欲しい」と思っていたことを思い出した。
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