ホンダ、「CES 2019」で事業パートナーを大募集 ロボディクス、モビリティー、エネルギーの各分野で
ホンダは12月12日、来年1月8日から米国ラスベガスで開催される世界最大級の家電見本市「CES 2019」の展示概要を発表した。2年前の「CES 2017」でオープンイノベーションの推進を宣言した同社。今回は具体的な技術を紹介しながら、「研究開発の促進と事業化に向けたパートナーを募る」としている。
「Autonomous Work Vehicle」(オートノマス ワーク ビークル)は、「CES 2018」に出展した「3E-D18」をベースに開発した自律移動モビリティーのプラットフォーム。アタッチメントの交換でさまざまな用途に活用できるのが特徴だ。
既に米国では複数のパートナーと実証実験を開始している。例えばノースカロライナ州の大規模太陽光発電所では除草作業に、カリフォルニア大学デービス校では試験農場のモニタリング作業用に、またコロラド州の消防隊では機材搬送、山火事など危険な場所では偵察や通信サポートを行っている。
「Honda P.A.T.H. Bot」(パスボット)はAIで周囲の状況を認識し、人や障害物を避けながら移動するロボット。P.A.T.H.は、Predicting Action of the Humanの略で、人の行き交う公共空間で、人々に不安を与えることなくスムーズに移動できるという。最高時速は6キロ。
「Honda RaaS Platform」(ラース プラットフォーム)は、ロボットに必要なデータの蓄積やロボット間連携といった共通機能をAPIやSDK(ソフトウェア開発キット)などの形で提供。シームレスなロボティクスサービスの実現を目指し、サービスを一緒に創造していくパートナーを求めている。
「Honda Omni Traction Drive System」(オムニ トラクション ドライブ システム)は、ロボティクス研究から生まれた独自の車輪機構。前後・左右・斜めなど、360度自由自在に移動できるのが特徴で、既にパーソナルモビリティー「UNI-CUB」(ユニカブ)の車輪機構として採用されている。
また日本電産シンポと共同でライセンス生産を開始。日本電産シンポの無人搬送台車「S-CART」(エスカート)として2019年初頭に実用化される見通しだ。
SAFE SWARM(セーフ スウォーム)は、コネクテッドカーの車車間/路車間通信技術を活用して車線変更や合流をアシストする技術コンセプト。大群でも互いにぶつからずに泳ぐ魚の群れ(=Swarm)のようにクルマの流れをスムーズにすることを目指している。ホンダは2年前の「CES 2017」でSAFE SWARMのコンセプトを発表し、18年初頭から米国オハイオ州の州道33号線で実証実験を行っている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR