YouTube、チャンネル認証プログラム変更でバッジ剥奪→批判噴出→プログラムを再変更
米Google傘下のYouTubeは9月19日(現地時間)、チャンネルの認証プログラムを変更すると発表した。これまでは、登録ユーザー数が10万人を超えたチャンネルであれば、申請することで認証されたが、新プログラムでは申請制ではなくなり、認証条件が変わると説明。この変更発表後、多数の認証済みチャンネルオーナーに認証バッジ取り消し通知が届き、チャンネルオーナーの間で混乱が生じた。以下は、バッジ剥奪者に送られたメール例だ。
翌日、スーザン・ウォジスキCEOがTwitterで「新しい認証プログラムでクリエイターの皆さんを落胆させ、傷つけてしまったことを謝罪します。改善しようとして的外れなことをしてしまいました。現在、皆さんの懸念に対処しようとしています」とツイートした。
20日の午後に発表された改定版では、申請制が復活した。新認証プログラムの資格要件は以下の通り。
- これまで通り登録者10万人以上になれば申請できる(申請プロセスは10月末までに再開予定)
- チャンネルが本物かどうかの証明が必要(無関係なブランドになりすましていないかなど)
- チャンネルが公開されており、概要、独自のアイコン、コンテンツがあり、アクティブであることが条件
認証バッジ剥奪を予告されたオーナーは、当面剥奪を逃れた。だが、YouTubeは今後もレビューを続け、なりすましだと判断したオーナーの認証バッジは削除していく。
そもそもこの認証プログラム変更は、なりすましからクリエイターを守り、ユーザーの混乱に対処する目的で行われた。YouTubeには、クリエイターからなりすましに関する苦情が毎年数万件寄せられているという。
また、認証バッジは本来、本人(企業の場合は企業が運営している公式のもの)であるというアイデンティティの指標だが、YouTubeユーザーのほぼ3分の1が、認証バッジをコンテンツの推奨だと誤解していると説明した。米Twitterの青バッジと同様だ。
そのため、例えばメーカー自身が公開する公式チャンネルではないのにバッジを偽装してユーザーを混乱させるチャンネルなどが後を絶たないという。こうした偽装を難しくするため、バッジのデザインを変更する。チャンネル名の右隣にチェックマーク(アーティストの場合は音符)がついていたデザインから、チャンネル名の背景にグレーの網を掛けるものに変わる。
このデザインが、チャンネルのページやトレンドなど、YouTubeのあらゆる場所で表示されるようになる。新しいバッジのデザインは来年公開する計画だ。
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