東京モーターショー2019
ホンダ、新型「FIT」世界初公開 ネットにつながる車に進化
本田技研工業(ホンダ)は10月23日、コンパクトカー「FIT」の新型(2020年2月発売予定)を「第46回東京モーターショー2019」で世界初公開した。車載通信モジュール「Honda CONNECT」を日本初搭載し、スマートフォンによる遠隔操作などに対応した。安全運転支援システム「Honda SENSING」も強化し、安全性もさらに高めた。
遠隔地からエアコンなど操作、緊急時は警備員も呼べる
Honda CONNECTを搭載したことで、スマホアプリ上で離れた場所から車内のエアコンをオンにしたり、ドアの鍵を掛け忘れた際にアラートを受け取ってロック操作をしたり、駐車位置を確認したり――といった機能を実現した。
ホンダが同日発表したコネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム」にも対応。事故などの緊急時には、FIT自体がサポートセンターと通信し、車両情報や位置情報をオペレーターに伝達する機能を備える。
セキュリティアラームが作動した際は、ドライバーなどのスマホに通知し、状況に応じてALSOKのガードマンを現場に呼べる。
Honda SENSINGには、フロントワイドビューカメラと近距離衝突軽減ブレーキを追加。前方を広角に検知することや、障害物の見落としがあった際に減速し、衝突を回避することができるようになった。
乗り心地も強化、豊富なバリエーション
前モデルからフロントピラーの構造を刷新した他、車内からワイパーが見えにくいインテリアパネルを採用し、ドライバーの視認性を高めた。フロントピラーには、衝突事故が起きた際にボディーへ荷重を流す仕組みも取り入れ、安全性も向上させた。
小型化した2モーターハイブリッドシステムによって、滑らかな走り心地と力強い加速を両立。フロントシートも改良し、座り心地を柔らかくしつつ、ドライバーの体をしっかり保持する仕組みを採用。長時間座っても疲れにくくし、快適性を高めた。
タイプは「BASIC」の他、ナチュラルな質感のシートや本革ステアリングを採用した「HOME」、シートとインパネソフトパッドの表面に撥水(はっすい)性の高い素材を用いた「NESS」、大径タイヤを採用した「CROSSTAR」、専用デザインの16インチアルミホイールを採用した「LUXE」――の5車種。
ホンダの八郷隆弘社長は「新型FITで目指したのは、新しい時代のコンパクトカーのスタンダードを作り上げることだ。世界の中でも、コンパクトカーに求めるものが特に厳しい日本市場で認められてこそ、新しい時代のスタンダードになるという思いのもと、日本から世界に提案するグローバルモデルとして磨き上げた」と自信を見せた。
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