OpenAI、まことしやかなフェイクニュースも簡単生成の言語モデル「GPT-2」の完全版を公開
イーロン・マスク氏が共同会長を務める非営利の米AI(人工知能)研究企業OpenAIは11月5日(現地時間)、自然言語の文章を生成する言語モデル「GPT-2」を公開したと発表した。
同社は2月、GPT-2を発表したが、その段階では悪意あるアプリに流用される懸念から、オープンソース化はせず、縮小版モデルと論文のみ公開した。
GPT-2は、ネット上のテキストの次の単語を予測するためだけに訓練されたTransformerベースの言語モデル。800万のWebページのデータセットで訓練し、15億のパラメータを持つ。
同社は段階的にパラメータの少ないモデルを公開してきたが、これまで広範な悪用はされていないため、完全版の公開に踏み切った。完全版を公開することにより、外部の研究者らが、より高性能な合成テキスト検出モデルを開発することを期待するとしている。
機械学習エンジニアのアダム・キング氏が公開しているGPT-2の公開版のテストができるWebサイト「Talk to Transformer」も15億パラメータ版に更新されており、誰でも試すことができる。
以下は、「(SpaceXの)Crew Dragonが火星着陸に成功」と「安倍首相が辞任」というテキストを入力した結果だ。日付(自民党の「次の会議」が3月3日となっている)などでフェイクだと分かりそうだが、かなりそれらしい内容になっている。
OpenAIは、「過去9カ月のGPT-2開発の経験により、AIに関する公開標準作成のための課題についての貴重な洞察を得ることができた。この問題に関する取り組みを継続していく」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
YouTube、収益化基準を2027年に大幅引き上げへ 新規参加条件が従来の2倍に
-
2
浅田真央さん旧ドメイン失効問題、さくら田中社長「対処します」の意図は 同社に聞いた
-
3
「購入済みの着せかえアイコン消えた」 LINEのiOS 26対応版に「金返せ」と不満
-
4
韓国発の次世代スリープテック「Sleepisol+」を試す すんなり二度寝ができるようになった
-
5
秋田県幹部職員が喫煙しながらバスローブでオンライン報道対応 「自宅」との説明に疑義……背景はラブホ客室のよう
-
6
デジタル庁から個人情報漏えい 手順書ミスが原因、団体職員150人分の氏名など誤送付
-
7
OpenAI、サイバー防御「Daybreak」を赤青2階層に 特化型「GPT-5.6-Cyber」投入
-
8
小田急、「充レン」撤去→「CHARGESPOT」に回帰 全70駅に拡大へ
-
9
ニンテンドーミュージアム、不正購入チケットで入館できないケースを「複数確認」……「公式で買って」
-
10
防衛省、リチェルカセキュリティに指名停止措置 研究事業で水増し請求か
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR