学費無料のエンジニア学校「42 Tokyo」、約1カ月続く入試をスタート 海外支部では「とてもつらい」との声
4月に開校予定のITエンジニア養成学校「42 Tokyo」(東京・六本木)は1月6日、約1カ月間続く入学試験「Piscine」(ピシン)をスタートした。詳細は明かしていないが、プログラミング経験がなくても受験できる他、時間を問わず会場に入退室でき、他の受験者と共同で問題を解く形式という。合格者は4月から、学費無料で校舎を24時間365日利用できる。
42 Tokyoは、フランス発のITエンジニア養成学校「42」の東京支部で、DMM.comが運営を担っている。講義を行わず、学期や卒業の概念もないのが特徴。学校側は課題のみ提供し、学生はお互いにコードをレビューしながら成長を目指す。
入試でも入退室を自由とし、共同作業を課すことで、受験生がこうした校風に合うか否かを確かめる。
Piscineとはフランス語で「スイミングプール」を意味しており、「泳ぎ切れるかを試す」という意味を込めている。42は公式YouTubeチャンネルで、海外支部の在校生による「とてもつらいので、諦める人が多い」「知らない人たちと作業しなければならなかった」「やることが多く、デッドライン(締め切り)に追われていた」――といった声を紹介しており、難易度は高いとみられる。
合格者は開校後、レベル別に分かれ、関心がある分野の課題を自主的に進める。課題のジャンルは、データサイエンスやインフラ、セキュリティなど多岐にわたる。学生はWeb検索などで情報を調べつつ、他の学生とアドバイスし合いながらコーディングを行っていく。半年ほどで必要な知識をマスターし、就職することも可能という。
42の海外支部は、経営者の自己資金と教え子による寄付によって運営資金をまかなっている。DMMは「家庭環境や学歴に関係なく、誰にでもチャンスを与える42の精神に共感した」との理由で東京に誘致したといい、当面は同社が運営資金を負担する。将来的には卒業生による寄付を期待しているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR