Innovative Tech
デジタル絵画に自然な照明効果を後から合成 台湾・東呉大と早稲田大が開発
Innovative Tech:
このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
台湾・東呉大学と早稲田大学による研究チームが開発した「Generating Digital Painting Lighting Effects via RGB-space Geometry」は、1枚の画像からデジタル絵画の照明効果を生成するアルゴリズムだ。
アーティストが手描きする時、筆のストローク(=線)密度が高い箇所には陰影もより密集すると仮定してアルゴリズムを組んでいる。この仮定に基づき、線の描かれ方の情報からストローク密度を推定し、照明効果を生成する。
具体的な手法は入力画像からカラーパレットを抽出し、密度の高いピクセルを推定しマップを作成。光源に合ったレタッチをするというものだ。
これにより、元の画像構造に適合した自然な照明効果を挿入できる。また一方向だけでなく、光源をインタラクティブに変更し、多様な方向からのリライティングも可能だ。
本アルゴリズムは、既存のデジタルペイントツールのプラグインとして直接機能するため、映像制作で使われるマットペイントワークフローにも統合でき、実務の効率化を向上させる。
また、デジタル絵画だけでなく、写真や3Dレンダリング画像など、ペイントされていない画像への適用も可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
4
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
7
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
8
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
9
「若手はAI使うな」は“老害”なのか? 新人教育で「AI禁止」した企業の1年後
-
10
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR