「僕は本当に入学していますか?」 コロナ禍で進む大学オンライン化、学生は困惑 教授らに実情を聞いた(1/5 ページ)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で、大学のオンライン化が急激に進んでいる。“3密”状態になる教室で授業は行えず、教授たちは授業のやり方に苦慮していた。
新型コロナの対応には「学生のネット環境が不安定」「大学のシステムも不安定で落ちる」「新入生は学内システムに接続できるようになるまで放流状態」「僕は本当に入学したんでしょうかと問い合わせが来る」「学生証も配れない」など、困難を挙げればキリがない。
一方、いつでもどこでも教育が受けられる遠隔教育の可能性が一気に広がるチャンスでもある。難しさを知り、解決し、メリットを享受するのが重要だ。
今回は、慶應義塾大学、東京農工大学、東京海洋大学、東洋大学、長崎大学の教授たちに、各大学の現状とオンライン化の際に難しかったこと、オンライン化のメリットを教えてもらった。
各大学の状況
──まずは各大学の状況を教えてください。
慶應・工藤紀篤先生 教職員も含め大学構内には入れません。授業は4月30日からオンラインで行っています。リアルタイムにビデオ会議で行う方法、授業の資料に音声を埋め込んで配布する方法などに対応してます。
慶應・植原啓介先生 湘南藤沢キャンパスでは教員向けのオンライン授業支援窓口を作って講習会をやりました。学生向けの講習会でもツールの使い方などをレクチャーしました。授業は4月30日からオンラインで実施しています。
農工・三島和宏先生 大学構内には許可証がないと入れません。5月8日まではオンライン授業の準備を行い、11日から全面的に授業スタートになりました。実験や実習は実地でないと難しく、実施しない場合もあります。
海洋・室田朋樹先生 大学構内への入構は制限中です。生物を飼っているところは必要最低限なら大学に来てもいいことになっています。11日からオンライン授業を実施しており、実習や実験については実施方法を検討しています。
東洋・澤口隆先生 キャンパスはロックアウトしており、教職員は時短勤務やテレワークを進めています。授業は4月27日に始めました。春学期全ての授業をオンラインで行います。ツールの使い方などは勉強会で身に付けています。
長崎・丹羽量久先生 大学構内には特別な事情がない限り入れません。4月8日からオンライン授業を始めています。授業はリアルタイムでビデオ会議を行う形式、授業の資料を配信するオンデマンド形式などで行っています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
9
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
10
タイムズカー、お見舞金3000円の算定基準は? パーク24に聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR